フォトレポート(No.45)
第7回「旅の図書館講座」を開催
2009年7月11日(土)、第7回目の「旅の図書館講座」を開催しました。今回の講師には、京都の暮らしや文化資産を現地で学ぶ「京すずめ学校」を主催するNPO法人遊悠舎京すずめ理事長の土居好江氏をお招きし、「暮らしに息づく京都1200年の文化資産」と題して、講演をお願いしました。約40名の皆様にご参加いただきました。
土居氏が「京すずめ学校」を始めたきっかけは、日本の文化、京都の文化を次世代に伝えたい、そのために頭でなく体で学ぶことが必要ではないか、という思いだったそうです。そこで、京都という現場で、職人さんをはじめとした最高の先生に、彼らが命がけで守ってきた文化を伝えてもらうというスタイルをとっています。
「京すずめ学校」は、年数回講座を開催していますが、テーマは京文化の幅広さ、奥深さを反映し、食文化、近代庭園、染め物、香道等、多種多様です。スライドでは1000年つづくあぶり餅屋さんとそのお店が今でも使っている、つまり1000年以上現役の降井戸(おりいど)の写真等も見せていただきました。
また、「一見さんお断り」というのは、お客様のことを理解していないとよいおもてなしができない、という京都の「哲学」のひとつと説明されました。
京都には本物がたくさんあり、先人の歴史的・文化的蓄積があるからこそ長く首都であり続け、今なお都市として存在しています。王朝のみならず庶民生活を支えた職人の技が人から人へと踏襲されているのです。また、京都は歴史・政治の表舞台にいましたが、例えば応仁の乱を横目で見ながら町衆はたくましく普通の暮らしを続けてきた、こうした心の力、心の産業こそが京都の強みではないか、と締めくくられました。
参加者からは、「京都の見方が変わった」「今回の講座のような旅をしてみたい」といったご意見が寄せられました。
(2009年7月 朝倉はるみ)












