立教大学

立教大学「観光地づくり -観光地経営の視点と実践」

 昨今の市場環境の変化に対応し、既存の観光地を持続的に経営していくために、観光地全体をマネジメントする「観光地経営」という考え方を、全国の実践例から具体的に学び、観光地づくりの要諦を理解する講義を行います。

2019年度講義内容

 当財団が関わった観光地を事例として、実際の観光地づくりの取り組み、その手法、プロセス等を解説するとともに、そこで実際に行われた観光地経営のポイントを9つの視点(①状況把握、②戦略策定、③市場創造、④滞在促進、⑤保護・活用、⑥組織・人材、⑦ブランド形成、⑧財源確保、⑨危機管理)から講義する。

各回の講義内容

1-1.観光地経営の視点と実践
(1)「観光地経営」とは
(2)「観光地経営」の9つの視点

2-1.由布院温泉の現状
(1)由布院の地域概要と観光魅力 
(2)由布院の観光地としての発展の経緯

2-2.百年先を見越した観光地経営の実践①(由布院温泉)
(1)地域の環境を守り育てる仕組みの構築
(2)継続的な地域外との交流と外部要素の取り込みによる価値の“再構築”
(3)地域の一体性と個性、多様性と階層性の確保、機能の継承

2-3.百年先を見越した観光地経営の実践②(由布院温泉)
(1)観光における公平性を超えた戦略の実行
(2)世代を超えたビジョンの形成
(3)「由布市観光基本計画」策定のプロセスとポイント

3-1.温泉地における観光地づくりの実践①(阿寒湖温泉)
(1)観光地づくりの歴史
(2)阿寒湖温泉の観光計画
(3)実際の取り組み

3-2.温泉地における観光地づくりの実践②(阿寒湖温泉)
(1)観光庁日本版DMO政策の概要
(2)阿寒湖温泉のDMO

4-1.震災復興と観光(東北地域・三陸沿岸)
(1)取り組みの枠組みと進め方
(2)モデル地域の概要と取り組み内容
(3)事業の成果

4-2.震災復興と観光(東北地域・三陸沿岸)
(1)気仙沼市(唐桑地区)の取り組み
(2)相馬市(松川浦地区)の取り組み

5-1.観光計画の策定と実現①(胎内市)
(1)胎内市の観光振興の歴史と直面した課題
(2)観光振興ビジョンと活性化プランの策定
(3)再生に向けた具体策の展開とその成果

5-2.観光計画の策定と実現②(胎内市)
(1)観光振興ビジョンに基づく「食の取組み」の展開
(2)住民を巻き込んだグルメ開発
(3)住民主導のイベントの立ち上げと継続

6-1.地域主導で進める商品開発 <ケーススタディ>
(1)地域課題の発見 <議論>
(2)商品案の検討 <議論>
(3)商品開発に至った成功要因 <講義>

7-1.過疎地と観光(藤里町)
(1)地方自治体における観光への取り組み意識
(2)藤里町の概要
(3)藤里町の観光振興に関する取り組みの変遷

8-1.インバウンド/MICEと観光地づくり
(1)外国人旅行者の増加と観光地づくり
(2)インバウンドへの取組みの視点
(3)MICEの特性・動向と取組みの視点

9-1.観光地経営の9つの視点(振り返り、総まとめ)

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