No.47 日韓国際観光カンファレンス2016を開催しました

2016.11.29

 2016年11月24日(木)、「日韓国際観光カンファレンス2016」を開催しました。

 韓国文化観光研究院(以下、KCTI)とは2005年に研究協定を締結し、2014年には3期目となるMOUを結びました。以来、交互に開催地をかえて研究交流会を開催してきましたが、今年は移転後初めてとなる当財団(以下、JTBF)での開催となりました。

 第1部は公開とし、JTBFとKCTIの研究員以外に18名の方にご参加いただきました。權泰一氏(KCTI副研究委員)より「韓国人の旅行の実態と志向」についてご講演いただき、「国民旅行実態調査」を元にした韓国人の旅行実態の推移や、韓国の外国人観光客誘致政策の事例として「Ksmileキャンペーン」の概要と効果についてもご紹介いただきました。
 韓国の場合は、旅行の際の利用宿泊施設として家族や知人の家が最も多いことや、近年はグルメを目的とする旅行が増えていることなど、日本人の旅行実態と比較しながらのデータは大変興味深く、質疑応答の時間もたくさんの質問が寄せられました。

 第2部は両組織の最近の研究活動の紹介と「旅の図書館」の見学を行った後、JTBF梅川理事・観光政策研究部長より「わが国の観光推進組織と財源について」、朴注暎氏(KCTI研究委員)より「韓国の観光政策-観光 Doore の取組について」について研究発表を行いました。
 2013年に開始した観光Doore(ドゥレ)は、住民主導による観光事業の育成を支援し、地域経済の活性化や共同体意識の醸成をねらいとする事業です。地元から公募した観光ドゥレプロデューサーが飲食、体験プログラム、特産品開発などの観光事業育成のアドバイスを行うもので、韓国全体で37の自治体が支援を受けています。
 今回の報告を通じ、日本と韓国における観光の課題は非常に似た部分が多いことがわかり、意見交換会では相互の悩みを共有しながら、解決策に向けた取り組みのあり方などをディスカッションしました。詳しくは機関誌「観光文化」でも掲載予定ですので、そちらをご覧下さい。

【プログラム】
開会
主催者挨拶
第1部 講演会「韓国人の旅行の実態と志向」 KCTI 權泰一 副研究委員
質疑応答
第2部 KCTI・JTBF研究交流会
    両組織の最近の研究活動紹介・各研究員自己紹介
    日本交通公社ビル・旅の図書館案内
【研究発表1】「わが国の観光推進組織と財源について」JTBF 梅川智也 理事・観光政策研究部長
【研究発表2】「韓国の観光政策-観光 Doore の取組について」KCTI 朴注暎 研究委員
意見交換会
閉会

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(2016/11/29 福永 香織)