No.97 「文化・文化財の観光活用」をテーマに第19回たびとしょCafeを開催しました

2020.01.30

 2020年1月24日(金)、「文化・文化財の観光活用について~文化庁の取り組み~」をテーマに、第19回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーには、文化庁初の観光分野の専門職としてご活躍中の文化庁 地域文化創生本部 広域文化観光・まちづくりグループ 文化財調査官の村上佳代氏をお招きしました。

 2016年の「明日の日本を支える観光ビジョン」以降、文化芸術振興基本法改正や文化庁の京都移転・機能強化、文化財保護法改正をはじめとする、文化財の活用をめぐる諸制度の整備が進み、議論が高まっています。
 “観光は文化のプロモーター”であり、観光客が地域の文化に親しみ感動することで地域の中に誇りがうまれ、地域固有の文化の継承や発展につながり、そのことがさらに地域の魅力アップにつながっていくという、良い循環の形が望まれます。一方で、この良い循環が実現するためには、地域や文化と観光とのバランスを保つことが不可欠とお話しいただきました。

 後半の質疑応答では、文化財保存活用地域計画策定の具体的な流れ、日本遺産の今後の展望、ガイド養成、デジタル技術の活用、文化財と防災など、多くの質問が寄せられ盛り上がりました。

 今回のたびとしょCafeには、文化財の所有者、コンサルタント、行政職員、観光事業者、研究者と、様々な立場の方にご参加いただきました。地域や文化と観光との適切なバランスとは何かを考え、そのバランスを保っていくためには、多くの意見を交わして知見を積み重ねていくことが欠かせません。

 当日の様子は機関誌「観光文化」245号で詳しくご紹介します。

(2020.4.17 追記)
 機関誌「観光文化」245号が発行されました。こちらからご覧ください。

(2020.01.30 観光文化情報センター 門脇茉海)

フォトレポートNo.96