No.108 「中山間地域における交流・観光~久慈市の“ふるさと体験”~」をテーマに第23回たびとしょCafeを開催しました

2021.03.31

 2021年3月26日(金)、「中山間地域における交流・観光~久慈市の“ふるさと体験”~」をテーマに、第23回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーには、岩手県久慈市産業経済部 林業水産課長の二ツ神一洋氏をお招きしました。

 久慈市では、旧山形村時代から、豊かな自然や山村・漁村の生業・生活文化をテーマとした体験型教育旅行の受け入れを進めてきました。そこでの“主役”は、地域のとうさん、かあさん、じいちゃん、ばあちゃんです。

 「地域外の人が“田舎の普通”に感動することで、住民が田舎のすばらしさを再発見できる。より良い受け入れをしようと意欲が出てくる。ボランティアではなく受入対価を支払うのでお小遣い稼ぎになる。住民同士が集まって考える機会も増える。受け入れが生きがいになる」、「“主役”である地域の人たちを巻き込むために、コーディネーターには『信用』『信頼』『調整力』が必要」とお話しいただきました。

 後半の質疑応答では、ふるさと体験学習協会と行政との関係性、プログラムの磨き上げの方法、事業始動期の村の状況、外国人対応のあり方、教育旅行参加者のその後の久慈市との関わりなど、熱心な質問が多く寄せられました。

 参加者の皆様からは、「具体的でリアルなお話が聞けて良かった」、「民泊受け入れ先開拓の取り組みが、今後自分の地域で展開するに向けてのヒントになった」、「行政と協会事務局のバランスを取りながら従事されている方のお話が参考になった」といったご感想が聞かれました。
 久慈市は、私がJTBFに入社して初めて関わらせていただいた地域です。行政の方はどうしても数年で異動してしまいますが、「信用」「信頼」「調整力」をもって強い関係性を作ったからこそ、取り組みが継続するのだと感じました。

 当日の様子は機関誌「観光文化」で詳しくご紹介します。

(2021.3.31 観光文化情報センター 企画室)

フォトレポートNo.107