Market Insight 2007 日本人海外旅行市場の動向

2007.07.01

Market Insight 2007

日本人海外旅行マーケットの構造的な変化とその要因を詳細に解説したレポート。
2006年の最新市場動向をカバー。財団法人日本交通公社の独自調査をもとに、変化の下に働く中・長期的ダイナミズムを明らかにしている。
発行年月
2007年7月
判型・ページ数
A4判 75ページ(フルカラー)
価格
本体価格 10,000円 + 税

※英語版はこちら

※オンライン書店(Amazon.co.jp)にてPOD版を発行中。
  (本書は当サイトでの販売は行っておりません。)

Market Insight 2007 目次

  • ■はじめに
  • ■要約
  • ■第1章 2006年の日本人海外旅行マーケット動向
    • 2006年の海外旅行マーケット/休暇・観光目的のマーケット/性・年代別旅行者数/旅行とライフイベント、他
  • ■第2章 エリア別のマーケット動向
    • ヨーロッパ/北東アジア/東南アジア/北米/オセアニア/ハワイ、グアム、及びその他のデスティネーション
  • ■第3章 マーケット規模の将来予測
    • 07/08年のマーケット規模/中長期的見通し
  • ■第4章 マーケット動向指標
    • 市場規模/出国率/方面別マーケット/旅費/旅行泊数/予約方法/情報源/宿泊施設 /旅行タイプ/月別出国者シェア/同行者/満足度、再訪希望率/希望する旅行
  • ■附属資料

日本人海外旅行市場に働く中・長期的な力学をデータで説明

 2005年に続き低成長に終わった2006年の海外旅行者数。その背景にあるのは市場の成熟化です。海外旅行市場では、90年代後半以降、旅行経験が豊かで毎年海外に行く旅行者が増加する一方、若年層など、市場の将来的な成長力となる低経験者の比率が下がり続けてきました。2006年、市場全体としての成熟化傾向は一服した形となりましたが、休暇・観光目的の旅行者に限ってみると依然として成熟化傾向に歯止めがかからない状態となっています。レポートでは市場の成熟化の状況を数量的に捉え解説しています。

図1 延旅行者数、及び海外旅行市場規模(旅行経験・旅行頻度別構成)
図1 延旅行者数、及び海外旅行市場規模(旅行経験・旅行頻度別構成)

 海外旅行に対する志向は年代や世代によっても大きな違いがあります。2006年は、総じて20、30代の出国率がマイナス、40代以上がプラスとなり、年代による差が浮き彫りとなりました。また40代以上でも団塊世代の出国率はマイナスとなっています。親である団塊世代、子である団塊ジュニア層(20代後半から30代前半)がともにマイナスなのは、世代を超えた負の連鎖が働いているかのようです(図2)。2006年には、団塊ジュニア層の女性で出産が増加したことも、こうした状況に悪影響を与えているようです(図3)。

図2 性年代別の出国率増減(2006年対2005年)・業務私用含む
図2 性年代別の出国率増減(2006年対2005年)・業務私用含む

図3 2006年の旅行実施者と非実施者における、過去5年間に経験した主な出来事(25~34歳女性)
図3 2006年の旅行実施者と非実施者における、過去5年間に経験した主な出来事(25~34歳女性)

  方面別では近距離圏(ショートホール)のボリュームが拡大を続けていますが(図4)、2006年は、東南アジアの滞在泊数がハワイやオセアニアを上回り、近場イコール安近短ではなくなってきていることを印象づけました。タイやベトナム、マレーシアなど、近距離圏の国の人気度が上昇していることも注目されます。今後、近距離圏へのリピーターが増加していくことが、市場全体の拡大の上で需要な要素となっていくでしょう。

図4 ショートホール・ロングホール比率(休暇観光のみ)
図4 ショートホール・ロングホール比率(休暇観光のみ)

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