2014年度第3回温泉まちづくり研究会を開催しました(3月18日)

2015.03.31

 2015年3月18日(水)、今年度3回目の温泉まちづくり研究会を公益財団法人日本交通公社・大会議室で開催しました。会員温泉地のメンバー、研究アドバイザーやオブザーバーの皆さんなど約30名がご参加くださいました。

 今回の議事次第は以下の通りです。

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1.代表・副代表挨拶
2.出席者紹介
3.会員温泉地からの報告・情報交換
4.講演・意見交換
    
【テーマ】 改めてインバウンドについて考える
講演① インバウンド観光促進に向けた最近の動向
講師:国土交通省観光庁国際観光課長 岡野まさ子氏
     
講演② インバウンド・マーケットの最新動向
講師:公益財団法人日本交通公社
観光政策研究部 次長 塩谷英生
観光政策研究部 主任研究員 相澤美穂子
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 今回のテーマは、近年の訪日外国人旅行者の急増を受け、「改めてインバウンドについて考える」です。

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 この日はちょうど2015年2月の訪日外国人旅行者数が発表された日です。前年同月比約58%増の138.7万人とますますその勢いが加速する中、会員温泉地からの報告・情報交換でも、各温泉地から外国人旅行者が増えているという声が上がりました。黒川温泉では平成27年度に新たに英語の予約サイトを立ち上げるほか、有馬温泉では温泉でのマナーをガイドした多言語の動画を作成するなど、さまざまな取り組みや対応が報告されました。

 インバウンド観光を取り巻く最新動向に関する講演は2部構成で、最初に観光庁国際観光課長の岡野まさ子氏よりお話がありました。

 訪日外国人旅行者に関する最新データや、ビザ要件緩和や消費税免税店の拡大促進など近年の施策が紹介され、平成27年度の施策として新たな広域観光周遊ルートの創造、地域資源を活用した観光地魅力創造事業などが挙げられ、これらに9億円の予算が付与されることが述べられました。

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 続いて、当財団観光政策研究部次長の塩谷英生と主任研究員の相澤美穂子から、当財団や外部で行われたさまざまな調査結果をもとにインバウンド市場の最新動向について講演がありました。外国人にとって温泉や旅館はどのくらい興味の対象となっており、実際に体験した場合はどれくらい満足しているのかといった調査結果も報告されました。

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  いずれの講演後も、非常に活発な質問や発言が行われ、今後の国としての外国人旅行誘致の方針や観光産業の人手不足や雇用問題、免税手続きや多言語表記のあり方など、多岐に渡る内容となりました。予定時間を大きくオーバーするほど白熱した会となり、各温泉地のインバウンドへの関心の高さを改めて浮き彫りにした形です。