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	<title>技術革新 | (公財)日本交通公社</title>
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	<description>公益財団法人日本交通公社は、観光を専門とする実践的学術研究機関です。旅行・観光に関する学術的、実践的な調査研究を通して、わが国の観光文化の振興に寄与し、豊かな社会の実現を目指します。</description>
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		<title>観光研究における「あいだ」と「あわい」[コラムvol.517]</title>
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		<pubDate>Mon, 09 Dec 2024 02:11:43 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>1．はじめに 当財団では今年度、各研究員がいわゆる「トップジャーナル」（被引用数が多く、社会的な影響力の大きい論文が掲載されているとの評価が高い国際学術雑誌）に掲載された論文から関心があるものを選び、レビューしたうえで、･･･</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<h3>1．はじめに</h3>
<p>当財団では今年度、各研究員がいわゆる「トップジャーナル」（被引用数が多く、社会的な影響力の大きい論文が掲載されているとの評価が高い国際学術雑誌）に掲載された論文から関心があるものを選び、レビューしたうえで、研究員間でその内容を共有・議論するという取り組みを行っています。<br />
これは、観光研究の最先端で議論されている分野やテーマを把握することで、私たちの今後の研究活動にもその視点を活かしていきたいという意図で実施しているものです。<br />
筆者自身がレビューした論文のうち１編が、香港における「移民家事労働者：Migrant Domestic Workers」（以下、MDW）を対象とするものでした（Huang et al., 2024）。<br />
MDWとは、メイド、コック、乳母、看護師などの職務を必要とする家庭内で働くために、母国外で雇用される個人のことで、香港には約34万人存在するそうです。<br />
彼らは雇用主の家に住み込みで働いているのですが、週に1日休みを取ることが法律で義務付けられている中で、休日には家を出て終日公共スペース（公園や歩道橋など）で過ごすという行動特性があります。このため、この研究は、MDW、住民、観光客のそれぞれに対するインタビューを通じて、相互作用や衝突の発生原因を特定するとともに、各主体が公共空間で併存することが異文化理解を促進するかどうかを探る、ということを目的としていました。</p>
<p style="margin-top: 2em">
<h3>2．観光研究の対象としての「あいだ」と「あわい」</h3>
<p>私がこの論文に関心を持った理由はいくつかあります。一つはトップジャーナルではどちらかというと少数派と思われる定性的なアプローチ（インタビューで得られた言説にコードを付与して意味付けしていく研究手法）を取っていたこともありますが、一番大きな理由は、この研究がMDWという「観光客」（ゲスト）と「居住者」（ホスト）という既存の二元論的な分類とは異なる存在に着目していたことです。<br />
MDWは香港に特有の移民制度に基づく存在とも言えますが、見回してみると、観光分野でもこのような「既存の二元論的な分類とは異なる新しい存在」とも呼べる概念やセグメントが次々と現れています。<br />
例えば、「ビジネス旅行」とも「レクリエーション旅行」とも異なる「ワーケーション」「ブリ―ジャー」、あるいは「賃貸」とも「宿泊」とも異なる「民泊」「バケーションレンタル」などはその一例と言えるでしょう。<br />
日本語には「あいだ」と「あわい」という言葉があります。どちらも「間」という漢字で表されるのですが、両者の意味あいは少し違います。ＡとＢという異なる２種類のなにかがあったとして、「あいだ」はＡとＢの間に存在するＡともＢとも異なるもの、「あわい」とはＡとＢの両方にまたがる中間的なもの、という意味合いがあります。<br />
この言葉の意味に照らすと、冒頭で紹介したMDWは観光客とも居住者とも異なる「あいだ」にあたるのかと思います。一方、ワーケーションはビジネス旅行とレクリエーション旅行の中間領域ともいえる「あわい」、また、「民泊」も賃貸と宿泊の両方の性質を併せ持つという意味では同様でしょうか。<br />
「あいだ」はＡとＢの間にすでに多様性を持って存在していながらこれまで注目されていなかったもの、「あわい」はこれまで存在しなかったが、技術革新やイノベーションによってＡとＢの重なる部分で新しく存在するようになったもの、とも言えるかもしれません。<br />
いずれにしても、（これは観光に限った話ではありませんが）、このような「あいだ」と「あわい」のようなものは、今後もこの社会に次々と出現してくると思われます。</p>
<p style="margin-top: 2em">
<h3>3.観光研究の役割</h3>
<p>そして、我々が取り組む研究というものも、このようなまだ社会的には注目されていない「あいだ」や、まだ概念として存在しないが現れてくるであろう「あわい」のような分野に光を当て、その特性を記述していく行為と言えます。そしてそのことは、私たちの住むこの社会の細部をより高い解像度で見つめることにつながります。<br />
そのためには、特定の分野だけでなく、社会の様々な事象に感度高くアンテナを張る意識と、総合的な視野を持って取り組む姿勢が必要であると思われます。<br />
当財団では、「我が国の観光分野における代表的な研究者集団」を目指して活動していますが、観光研究の一端を担う存在として、上記のような意識と姿勢を持って取り組んでいければと、今回の論文レビューを通じて改めて認識した次第です。</p>
<p style="margin-top: 2em">
<p>（参考文献）<br />
Huang, W. J., Li, M., He, J., &amp; Chan, W. K. (2024). Conflicts and interactions in urban tourism: Use of urban public space by residents, tourists, and migrant domestic workers in Hong Kong. Tourism Management, 105, 104960.</p><p>The post <a href="https://www.jtb.or.jp/researchers/column/between-overlap-tourism-research-kanno/">観光研究における「あいだ」と「あわい」[コラムvol.517]</a> first appeared on <a href="https://www.jtb.or.jp">(公財)日本交通公社</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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