おすすめ図書

旅の図書館おすすめ図書

最近刊行された図書の中から厳選したおすすめ図書をご紹介いたします。
ご来館の際はぜひご一読ください。

世界の富裕層は旅に何を求めているのか ~体験が拓くラグジュアリー観光~

(山口 由美 著 光文社 2024年4月 178頁)

ラグジュアリーエコツーリズムとは何か。求められるのは「唯一無二の本物の体験」。南アフリカの「シギータ」、南極大陸の「ホワイト・デザート」などを通じて、これからの日本に求められる富裕層戦略の方向性を語る。

 

「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? ~移住の理想と現実~

(田口 太郎 著 星海社 2024年6月 222頁)

『地域はその運営のために常に人に関わり、人々の関わりあいが地域性を育んでいく』 地域おこし協力隊の受け入れでは、都市と地方の軋轢も生まれるが、制度を活かし本来の目的を達成するための方向性を自らの体験を通じて提言する。

 

命のビザ、杉原リストは語る ~日本を経由したユダヤ難民逃避行~

(北出 明 著 交通新聞社 2024年7月 295頁)

『命のビザ、遥かなる旅路』の続編。ナチス迫害からユダヤ難民を救った杉原千畝の功績は知られるところだが、杉原以外にも尽力した内外の外交官たちに光を当てるとともに、杉原サバイバーのその後を紹介する。2139人の『杉原リスト』も詳細を初公開する。

 

地域社会の持続可能性を問う ~山陰の暮らしを次世代につなげるために~

(植木 洋 佐藤 桃子 宮本 恭子 田中 輝美 飯野 公央 毎熊 浩一 関 耕平 藤本 晴久 著 今井出版 2024年3月 171頁)

『地域のことは地域で決める』。政策策定の主体は地域自身でなければならないという認識のもと、「まちづくり・むらづくり」「ひとづくり」「しごとづくり」という3つの視点からそれぞれの領域を分析し課題を検討する。

 

テーマパーク産業論改訂版 アメリカ編

(中島 恵 著 三恵社 2024年5月 176頁)

アメリカに特化したテーマパーク産業論、観光を専攻する学生や観光業界従事者向けの内容となっている。ディズニーランドとユニバーサル・スタジオは取り上げていないが、テーマパーク自体の充実度合いが理解できる。

 

地域創造型観光

(小長谷 一之・前田 武彦 編 晃洋書房 2024年7月 135頁)

あらゆる自治体が身近な観光資源に気づくことにより地域活性化が可能となる「地域創造型の観光」の手法が注目されている。その手法と地域活性化のメカニズムを、初学者にもわかりやすく説明している。

 

ヴィクトリア朝英国の鉄道旅行史

(スーザン・メジャー  著 白須 清美 訳 原書房 2024年7月 325頁)

1830年代に初の周遊列車のポスターが貼られてから、鉄道網の発達とともに様々な一般市民が熱を帯びて列車で出かけた。どんな人たちがどのように、どこへ向かっていったのかを資料をつぶさに紐解いてまとめあげている。

 

鉄道王たちの近現代史 巨人たちが創った「この国のかたち」

(小川裕夫 著 清談社Publico 2024年8月 326頁)

鉄道を生業とするリーダーたちが築いたビジネス領域が、どのような経緯で誕生し、そして成長してきたのかを鉄道以外の領域で記している。過去の一大プロジェクトの舞台裏を覗ける面でも興味深い。

 

 

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