旅の図書館40周年について

1978(昭和53)年10月開設

 旅の図書館は2018年10月11日(木)で開設40周年を迎えました。

 1978(昭和53)年10月、「観光はそれ自体が文化であり、その観光文化を向上させたい」という当時の会長の想いのもと当館は誕生しました。これまでの歩みをひもとくと、節目となる年に当館のコレクションとなる時刻表や機内誌などの収集を始めたことや、利用者の皆様からのリクエストやレファレンスがきっかけとなって収集を開始した資料があることがわかります。まさにスタッフと利用者の皆様が一体となって作り上げてきた図書館であると言うことができます。

 いま、日本の図書館は大きな変革期を迎えています。2016年に「観光の研究や実務に役立つ図書館」として移転・リニューアルした当館も、観光研究・情報のプラットフォームとして、これまでの図書館のスタイルにとらわれない様々な取り組みにチャレンジしています。「旅の図書館に行けば“研究の種”や“現場に活かすヒント”が見つかる」と言っていただけるような、観光に携わる全ての人の力になれる図書館でありたいと思っています。40年間、当館に関わって下さった全ての皆様に御礼を申し上げるとともに、今後も引き続き、当館をよろしくお願いいたします。

 なお、40周年を記念して以下の事業を実施いたしますので、この機会にぜひお越しください。

 

<40周年関連事業>

古書展示ギャラリー

古書から学ぶ未来へのヒント -日本の観光の課題とこれから-(西村幸夫 氏(神戸芸術工科大学 教授))

  • エントランスギャラリー企画展示パネル「旅の図書館40年のあゆみ -時代を追って-」の展示(10月~12月)
  • 古書展示ギャラリー特別展示(2018年7月~2019年3月)
【第1弾(2018年7月~9月)】
「出版物からみるジャパン・ツーリスト・ビューローの歴史」
【第2弾(2018年10月~12月)】
「木下淑夫と木下文庫」
【第3弾(2019年1月~3月)】
「日本における観光行政のあゆみ ~国際観光局を中心に~」