旅の図書館特別展示「観光資源と地域の魅力」 2014年7月1日~8月29日開催

2014.06.27

 旅人をその地へ誘(いざな)う魅力としては、美しい風景もあれば、珍しい風俗やおいしい食などもあり、一様ではありません。地域の魅力は、時代とともに、どのようなものがどのように紹介されてきたのでしょうか。

 例えば、明治27年に発行された志賀重昂(しげたか)『日本風景論』では、独自の基準(瀟洒(しょうしゃ)、美、跌宕(てっとう)*等)を用い、日本の風景美を地理学的に分類・紹介しており、日本人の風景観に大きな影響を与えました。

(*のびのびとして大きいさま)

 今回は、「観光資源」と「地域の魅力」をキーワードに、国内外の見どころを紹介する各種旅行案内(ミシュランガイド等)、観光地の評価やランキングなど、関連図書、専門書、古書・稀覯書(抜粋コピー)等を集めてみました。

 当財団が「日本における観光資源の評価に関する研究」の成果を基に監修した写真集『美しき日本 旅の風光』もあわせて展示いたします。

 ぜひ多くの方に当館を訪れていただければと思います。

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