旅の図書館特別展示「おもてなしとホスピタリティ」 2014年4月1日~5月30日開催

2014.04.01

2020年東京オリンピック招致をきっかけに世界に発信された日本語の「おもてなし」。

今、日本では「おもてなし」の心や文化を見つめ直し、世界に発信していこうという気運が高まっています。 欧米では、他者を気持ちよくお迎えして心を込めて対応することは「ホスピタリティ」という概念で説明されますが、「おもてなし」と「ホスピタリティ」はどのように違うのでしょうか。また、どのような共通点があるのでしょうか。 今回の特別展示では「おもてなし」と「ホスピタリティ」をキーワードに、関連する国内外の図書、専門書、古書・稀覯書(きこうしょ)の抜粋等を集めました。 

例えば、日本で「おもてなし」「ホスピタリティ」が一般に使われよう になったのは比較的最近で以前は「接遇」「サービス」という言葉が 頻繁に使われていたことが分かります。また米国では「ホスピタ リティ」の精神的・情緒的な側面だけではなく、宿泊・飲食・エンターテ イメント等を総称する「ホスピタリティ産業」発展のための「ホスピタリ ティ・マネジメント」研究が進んでいるなど、時代や文化によって様々な特徴も見られます。 
ぜひ多くの方に当館を訪れていただき、「おもてなし」と「ホスピタリ ティ」について、あらためて考える機会にしていただければと存じます。

展示書籍のリストはこちら