古書ギャラリーにて「日本における観光行政のあゆみ ~国際観光局の12年~」を展示中です

2019.01.07

 当館では明治・大正・昭和の戦前期に発行された旅行案内書や地誌、社史、雑誌など約2300冊の古書・貴重書を所蔵しています。その中からテーマを設定し、定期的に展示をおこなっています。2018年度は当館開設40周年を記念し、3回にわたる特別展示を開催しています。

 経済的困窮の打開策、国際親善の有力手段の一方策として外客誘致の重要性が認識されつつある中、1930(昭和5)年に「外客誘致に関する施設の統一、連絡および促進を図る官設の中央機関」として設置されたのが、鉄道省国際観光局です。

 同局は、太平洋戦争に突入するまでの約12年間にわたり、ジャパン・ツーリスト・ビューロー(日本旅行協会)や国際観光協会などの関連組織とともに、海外における観光事業の調査研究、ホテルや観光地の整備、海外への観光宣伝、外客への接遇改善などを実施しました。

 今回の特別展示では、我が国における観光行政のルーツである同局の取り組みを出版物からご紹介します。
 当館にお越しの際はぜひご覧ください。

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