最近刊行された図書の中から当館のおすすめをご紹介します。
ご来館の際はぜひご一読ください。
(佐藤 達也 企画・編集 鳥羽市役所観光商工課 2023年8月 297頁)
『鳥羽の海の現時点の状況を把握することをきっかけとして、海洋生物の保全の役割を果たすとともに、水産振興、また、観光分野におけるエコツーリズムや教育現場など、幅広い分野で活用されることを願っています。』…鳥羽市長挨拶より
(高柳 友彦 著 吉川弘文館 2023年11月 240頁)
温泉旅行は、どのように今日のような身近なレジャーとして定着してきたのか。観光遊興と湯治療養の両面をふまえ、その歴史を辿る。日本人の温泉愛とそれを支えた屋台骨に着目し、江戸からコロナ禍後の現代へ至るまでの温泉旅行の通史を描き出す。
(清水 一郎 著 時評社 2023年9月 201頁)
1903年に日本で初めて京都でバスが運行してから120年。コロナ禍で大きな影響を受けたバス業界。今後の公共交通としての役割は何か。各県バス協会の寄稿と共に、安全・安心を基本に技術革新を進めるバス事業の将来を日本バス協会会長が語る。
(稲葉 成勝 渡邉 優 著 ミネルヴァ書房 2023年9月 326頁)
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年、大阪・関西万博が開催される。170年以上に及ぶ万博の歴史を紐解き、SDGsとの関係性にも焦点を当て解説する。貴重な資料や写真、トピックなども交え興味深く万博の魅力を伝える。
(市原 猛志 著 丸善出版 2023年9月 316頁)
産業遺産は、生業や生活の営みに関する文化遺産全般が対象となる。20年以上かけた研究で訪れた1万超の産業遺産から選りすぐりの300事例を研究者視点で紹介。産業遺産保存と活用の歴史についても概説する。
(福島 秀哉 著 東京大学出版会 2023年9月 200頁)
日本は人口増加と経済活動の拡大を前提としたインフラ整備から、人口減少による縮退の時代に入っていく。新しい都市デザインやまちづくりの手法として、「領域の感性」を継承する公共デザインについて提唱する。
(塩見 一三男 安嶋 是晴 著 筑波書房 2023年9月 180頁)
産業観光とはニューツーリズムの一テーマである。本書では、その概念や全国の産業観光事例を基に、富山県内の取組み事例を詳細に検証し、その魅力・意義を明らかにする中で地域創生に資する教育プログラムの可能性を探る。
(トリコロル・パリ 荻野 雅代 桜井 道子 著 世界文化社 2023年10月 159頁)
ぎゅっと短期、暮らすように時間をかけて、それぞれの滞在日数に応じて、グルメ、カルチャー、ホテルなど7つのカテゴリーからオススメを紹介する。コロナ禍後の今、パリを訪れようとする人たちへの現地発最新ガイドブック。