旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
2017年6月28日(水)、第9回たびとしょCafeを開催しました。
ゲストスピーカーにデザイナーの市角壮玄氏をお招きし、「観光地づくりに必要なデザインの視点」というテーマでお話いただきました。
今回は、小笠原ウェブや伊勢志摩のポスター、岩手県の海産物のロゴなどの事例をとりあげながら、いかにその背景にある課題や想いを汲み上げてデザインとして表現するか。そのプロセスやエピソードをご紹介いただきました。
市角さんご自身としては、なるべく現地を訪れてクライアントとの対話を重ねる、依頼された案件の根底にある課題をしっかりと汲み取る、何度も改良するプロセスを厭わないことなどを心がけていらっしゃるとのことです。
クライアントが幸せにしたい人(=クライアントのクライアント)をいかに幸せにできるかという視点や、デザイナーと一緒に仕事をする担当者も普段からデザインに興味を持っておくことの重要性についても改めて認識することができました。
詳細は機関誌「観光文化」235号でご報告しています。
テーマ | 観光地づくりに必要なデザインの視点 |
ゲストスピーカー | 市角 壮玄 氏(アートディレクター ・ デザイナー) |
日時 | 2017年6月28日(火) 17:30 ~ 19:30 |
場所 | (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール 〒107-0062東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (福永・泉) |