セミナー・シンポジウム

第15回 旅行動向シンポジウム 2005年度

2005年12月21日(水)
第15回 旅行動向シンポジウム 2005年度

今回のシンポジウムはテーマを「”遊び”と”創造性”が観光を変える」と題し、金沢21世紀美術館の館長と旭川市旭山動物園の園長をお招きします。現代美術のイメージを見事に変えてみせた金沢21世紀美術館。動物のおもしろさ、素晴らしさをどう見せ、どう伝えるかということに必死で取り組んだ旭山動物園。地方都市にありながら集客力と話題性において全国を席巻した両施設は、”知的好奇心”や”遊び心”を刺激し”発見”と”感動”を通じて訪れる人々に心の底からの喜びと楽しみを与えています。パネルディスカッションでは2つの施設の魅力の源泉に迫ります。

また第一部では例年のように2005年の旅行・観光マーケットの動向と2006年の予測について財団法人日本交通公社の研究員がプレゼンテーションさせていただきます。

当シンポジウムを今後の観光地活性化やビジネスにお役立て頂けますよう、多数の方々のご参加をお待ちしております。

概要

テーマ "遊び"と"創造性"が観光を変える!!~ ~2006年の旅行動向見通し
開催日時 2005年12月21日(水) 13:30~17:20
会場 東京・大手町/経団連会館 11階 国際会議場
東京都千代田区大手町1-9-4
(地下鉄大手町駅下車1分)
TEL:03-3279-1411(代表)
アクセス
主催 公益財団法人日本交通公社
お問い合わせ 財団法人日本交通公社 観光文化振興基金事務局 宮崎・神谷・岩崎

スケジュール

第1部 2006年の旅行動向見通し
「2005年の旅行・観光マーケットはどのような状況であったか、そして2006年はどのような年になるのか、当財団がこれまで18年間にわたって継続してきた「観光業界を代表する方に聞く旅行の見通しアンケート」や、四半期ごとに発表している「JTBF観光経済レポート」などに基づいて解説します。
プレゼンター:(財)日本交通公社 寺崎竜雄 主任研究員 他

第2部 パネルディスカッション
「話題の文化施設に学ぶ観光の発想転換術」
2004年10月にオープンした金沢21世紀美術館は、現代美術に特化したミュージアムでありながら、アートを楽しませること、ビジターとアートとの接点を作り出すことに様々な工夫を凝らし、訪れる者に驚きや感動を与えています。2005年の利用者数は隣接する兼六園の入園者数(年間約150万人)を追い抜く勢いです。一方、旭山動物園では飼育する動物のいきいきとした姿を見せることにひとりひとりの飼育員が知恵を絞っています。旭山動物園は、私たちが思い描く動物園のイメージを大きく変えるものと言えるでしょう。2004年の入場者数は旭川市の人口36万人のおよそ4倍、145万人に達しています。

パネルディスカッションでは、両施設の面白さがどのようなところから来ているのか、じっくりと議論します。また、こうした施設のあり方から、旅行・観光に携わる者として何を学びとることができるか、考えていきます。

◎パネラー
◆蓑 豊 氏 
(金沢21世紀美術館長・金沢市助役)
1941年金沢市生まれ。1965年慶応義塾大学卒。1976年米国ハーバード大学大学院美術史学部博士課程修了。米国シカゴ美術館東洋部長などを経て1996年大阪市立美術館館長、2004年金沢21世紀美術館館長。2005年金沢市助役。

◆小菅 正夫 氏 (旭川市旭山動物園長)
1948年札幌市生まれ。1973年北海道大学獣医学部卒。同年旭川市旭山動物園獣医師。1995年旭山動物園園長。

◎コーディネーター
◆小林 英俊 
((財)日本交通公社 理事)

※パネリストはやむを得ず変更となる場合がございます。