セミナー・シンポジウム

第28回 旅行動向シンポジウム

2018年10月29日(月)・30日(火)
第28回 旅行動向シンポジウム

2018年10月29日(月)・30日(火)の2日間にわたり、第28回旅行動向シンポジウムを開催しました。

今年は『旅行年報2018』をベースにしつつ、当財団が自主研究として取り組んでいるインバウンドと観光財源をトピックスとしてとりあげ、ゲストスピーカーをお招きして理論と実践を深掘りするスタイルとしました。

1日目は旅行市場編として、独自調査結果を元にした日本人の旅行内容や旅行意識の経年変化などを紹介したほか、インバウンドについては訪日市場の変化や最新トピックスについて共有したのち、アジア欧米豪12地域における外国人旅行者の最新意向、東アジア市場や欧米豪市場における訪日旅行商品の現状などについて報告をおこないました。
また、ゲストスピーカーに京都市観光政策監の糟谷範子氏をお招きし、1927年から始まった京都市の観光行政からはじまり、民泊やオーバーツーリズムなどへの対応や課題などもご紹介いただきました。

2日目は観光地・観光政策編として、全国のブロック別やテーマ別に見た特徴的な動きや、都道府県及び市町村の観光政策の実態などをご紹介しました。後半のトピックス:観光財源の確保と活用では、観光財源に関する基本的な理解を共有した上で、実際に宿泊税の導入をおこなった倶知安町の取り組みを倶知安町総合政策課長の柳澤利宏氏から、そして入湯税のかさ上げをおこなった別府市の取り組みを、総務部参事兼市民税課長の内田剛氏からご報告いただきました。いずれも取り組みにあたって苦労された点や留意点などをお話いただき、参加者の皆様からも非常に勉強になったという声をいただきました。

当シンポジウムの詳しい様子については今後発行予定の機関誌「観光文化」でご紹介いたします。

※『旅行年報2018』についてはこちらをご覧ください。

(2018/11/2 福永 香織)

概要

テーマ 『旅行年報』 をベースに、 「日本人の旅行市場」 「訪日外国人 (インバウンド)の旅行市場」 「観光地」 「観光政策」 の最新動向について、 当財団の独自調査結果も複数まじえてご報告します。 また、今年度は「インバウンド」と「観光財源」に焦点をあて、ゲストスピーカーをお招きして深堀りしていきます。
開催日時 2018年10月29日(月)14:00-17:00
2018年10月30日(火)14:00-17:00
会場 (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール
 東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル
(東京メトロ・都営大江戸線青山一丁目駅5番出口より徒歩3分)
アクセス
主催 公益財団法人日本交通公社
お問い合わせ 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (泉・福永)
TEL:03-5770-8360(10:00~17:00)
E-mail:jtbfseminar@jtb.or.jp

スケジュール

■10月29日(月)14:00-17:00 旅行市場編

1.旅行市場のいま
 (1) 日本人の旅行市場
 (2) インバウンド市場の動向
2.トピックス:インバウンド最前線
 (1) 外国人の訪日旅行に対する意識
 (2) 台湾・香港・中国発の団体旅行商品
 (3) 京都市による取り組み紹介
  糟谷 範子氏(京都市観光政策監)
3.総括

■10月30日(火)14:00-17:00 観光地・観光政策編

1.観光政策の動向
2.観光地の動向
3.トピックス:観光財源の確保と活用
 観光財源の確保と活用について
 倶知安町・別府市より取り組み紹介
  柳澤 利宏氏(倶知安町総合政策課長)
  内田 剛氏(別府市総務部参事兼市民税課長)
 パネルディスカッション
4.総括

※プログラムは現時点のもので、やむを得ず変更となる場合もございますので、ご了承ください。