セミナー・シンポジウム

平成28年度「観光地経営講座」

2016年6月23日(木)・24日(金)
平成28年度「観光地経営講座」

6月23日~24日に、「地域の視点で『滞在化』を考える~地域が取り組むべき課題と解決に向けたヒントを探る~」をテーマに、観光地経営講座を開催しました。

「滞在化」と一言でいっても、地域特性によって多様な形態があり、地域側に求められる対応策も様々であることから、スキーリゾート(倶知安町)、高原リゾート(軽井沢町)、温泉地(別府市)、そしてまちなかの空き家の活用(尾道市)という4つの事例をご紹介いたしました。

それぞれの事例から、滞在の目的となり得る快適な環境・景観をどのように形成・維持するか、滞在プログラムをどのように充実するか、宿泊施設との連携のあり方、外からの滞在客、特に外国人旅行者が増えることの地域コミュニティへの影響など、非常に多くの示唆をいただきました。

事例をご紹介いただいた講師の方々と、滞在先としての温泉地研究に取り組む有識者をパネリストに迎えた総括ディスカッションでは、受講者のみなさまからも活発に質問やご意見をいただき、今回のメインテーマである滞在化から昨今の旬の話題であるDMOへも議論が展開するなど、閉講の時刻ギリギリまで熱心なやり取りが交わされました。

詳細につきましては、後日、報告書等で公開いたします。

(2016/7/7 岩崎比奈子)

概要

テーマ 地域の視点で「滞在化」を考える
~地域が取り組むべき課題と解決に向けたヒントを探る
開催日時 2016年6月23日(木)10:00~ 24日(金)16:15
会場 公益財団法人 日本交通公社 大会議室
東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル17階
JR東京駅 日本橋口から徒歩2分
東京メトロ 大手町駅 日本橋寄りB6出口から徒歩1分
主な対象者 観光による地域振興に携わる地方自治体のご担当者
観光関連事業・商工会議所などのご関係者
主催 公益財団法人日本交通公社

スケジュール

■6月23日 (木)

◆講義1.観光地経営の視点と実践
     講師:(公財)日本交通公社 理事・観光政策研究部長 梅川智也
◆講義2.旅行市場の動向と滞在化
     講師:(公財)日本交通公社 主任研究員 牧野博明
◆講義3.【事例①スキーリゾート】
     ニセコにおける滞在化の効果と課題

     講師:田中義人(倶知安町議会議員)
     コメンテーター:(公財)日本交通公社 研究員 西川亮

■6月24日 (金)

◆講義4.【事例②高原リゾート(別荘地滞在)】
     老舗別荘地・軽井沢、快適な滞在ライフを下支えする環境整備のあり方とは

     講師:軽井沢町ご担当者(調整中)
     コメンテーター:(公財)日本交通公社 主任研究員 牧野博明
◆講義5.【事例③温泉地】
     暮らすように過ごす、まちの魅力が促す別府の滞在スタイル

     講師:調整中
     コメンテーター:(公財)日本交通公社 主任研究員 牧野博明
◆講義6.【事例④まちなか】
     尾道ですすむ、まちなかの資産(空き家)を活用した滞在化の取り組み

     講師:真野洋介(東京工業大学 准教授)
     コメンテーター:(公財)日本交通公社 研究員 後藤健太郎

◆総括ディスカッション:
     (仮題)地域の視点で「滞在化」を考える
     ~滞在化促進に向けたヒント、地域のそれぞれの主体がやれること、とは
     パネリスト:内田彩(千葉商科大学 准教授)、田中義人ほか
     コメンテーター:(公財)日本交通公社 理事・観光政策研究部長 梅川智也
     ファシリテーター:同 主任研究員 岩崎比奈子

※全体ファシリテーター:(公財)日本交通公社 主任研究員 岩崎比奈子
※講師は敬称略。講師の方々は調整中のため、今後、変更となる可能性があります。