第9回 海外旅行動向シンポジウム 2004年度
(財)日本交通公社では、「日本人の海外旅行の実態と志向」に関する調査・分析結果をまとめた『JTB REPORT』を基に、海外旅行の今後の動向と現状の問題解決に向けての情報提供・情報交換の場として、毎年シンポジウムを開催しております。
ここ数年、海外旅行市場は大きな変革期を迎えており、2003年の海外旅行者数は、テロや戦争、SARS等の影響を被り、大幅な減少となりました。その後、景気の上向き傾向が見えはじめたこともあり、海外旅行市場のみならず消費全般の回復が期待されていますが、社会保障制度の先行き不透明感やテロ事件・凶悪犯罪等の不安要因により、消費者の防衛意識はますます強まる傾向にあり、財布の紐を緩めるのは容易ではありません。
ところが、そのような状況下であっても、売れ行きを伸ばしている企業が存在します。そこでは、他社とは異なる商品開発や販売方法を構築・実践しているものと考えられます。消費者の支持を集めるこれらの企業は、どのような考え方や発想に基づいて行動し、成功をおさめているのでしょうか?
今年で9回目となる本シンポジウムでは、“生き方提案”を新たなキーワードとしたマーケティングを検証することにより、今後の旅行市場の在り方を模索します。また、今回は恒例の基調報告に加え、特別報告として「景気回復で海外旅行は復活する?9.11以降、市場はどう変わったか」を行います。
概要
テーマ | デフレだけが悪ではない!?心を動かす“生き方提案”とは? |
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開催日時 | 2004年7月26日(月)13:30~17:20 |
会場 | 東京・大手町/経団連会館 11階 国際会議場 東京都千代田区大手町1-9-4 TEL:03-3279-1411(代表) (JR東京駅下車徒歩7分、地下鉄大手町駅下車1分) アクセス |
主催 | 公益財団法人日本交通公社 |
後援 | ジェイアイ傷害火災保険株式会社 |
協力 | 株式会社ツーリズム・マーケティング研究所 |
お問い合わせ | 財団法人日本交通公社 観光文化振興基金事務局 古川・岩崎 |
スケジュール
13:30~13:40 | 主催者挨拶 |
13:40~14:20 |
基調報告 磯貝 政弘 (株)ツーリズム・マーケティング研究所 主席研究員 |
14:20~14:50 | 特別報告 「景気回復で海外旅行は復活する?9.11以降、市場はどう変わったか」 海外旅行は市場の成長力が鈍っており、9.11テロ以降、経験度の高い旅行者による飽和が進んでいます。2004年に入り景気回復の足取りがはっきりしてきましたが、海外旅行市場は果たして回復軌道に乗れるのでしょうか? 特別報告では、景気の回復過程やここ数年の海外旅行マーケットの変化を捉えることにより、今後の海外旅行市場の変化の方向性について、多面的に分析し報告いたします。 黒須 宏志 (財)日本交通公社 観光マーケティング部 主任研究員 |
14:50~15:10 | 休憩 |
15:10~17:20 |
パネルディスカッション ◎パネリスト 橋本 元司 氏 谷口 正和 氏 ◎コーディネーター |