セミナー・シンポジウム

第18回 旅行動向シンポジウム 2008年度

2008年12月17日(水)
第18回 旅行動向シンポジウム 2008年度

地域の食材利用はもちろん、その地域の景色や文化と”一体化”した料理を求めてわざわざ出かける人が増えています。彼らは料理に表現された料理人の個性的な世界観やメッセージを受信、体感しているようです。それは「旅行にいくならついでに美味しいものを・・」といった動機の旅行とは異なる、新しい観光の動き。

パリから遠いフランス中南部の片田舎ライヨール村には、三つ星レストラン「ミシェル・ブラス」を訪れる人が年間約40万人も。

食材と風景と志高い料理人が織りなす、その地域でしか実現されないコト=食事。食が地方に人を呼ぶ-そんな発想にもとづくプロジェクトが日本各地で徐々に動き出しています。

本年のゲスト講師には、北海道での本格的オーベルジュの先駆けとして、1997年に真狩村で「マッカリーナ」をオープンさせた中道博氏をお招きします。「マッカリーナ」は、本年7月、洞爺湖サミットの福田首相主催ファーストレディー昼食会の会場になりました。中道氏はサミット会場「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」の料理顧問でもあり、サミットの苦労話などもお聞きできるかもしれません。

中道シェフと一緒に、時代を読んだ新しい旅行スタイル、観光のあり方について議論を展開してまいります。海外旅行の経験を増やした日本人、インバウンド旅行者の増加が今、新しい観光のカタチを生み出しているようです。

第一部では恒例の2008年の旅行・観光マーケットの動向と2009年の予測について財団法人日本交通公社の観光経済分析チームから報告します。

多数の方々のご参加をお待ちしております。

第18回 旅行動向シンポジウム 2008年度の概要

テーマ 料理人の世界観が人を呼ぶ時代 ~オーベルジュが観光を変える!?
同時発表:2009年の旅行動向見通し
開催日時 2008年12月17日(水) 13:30~17:20
会場 東京・大手町/経団連会館 11階 国際会議場
東京都千代田区大手町1-9-4
(地下鉄大手町駅下車1分)
TEL:03-3279-1411(代表)
アクセス
主催 公益財団法人日本交通公社
お問い合わせ 財団法人日本交通公社 観光文化事業部 雨宮

スケジュール

13:00 開場
13:30 開会・主催者ご挨拶
  第1部 2009年の旅行動向見通し
米国に端を発した金融危機が国内の消費に及ぼす影響が懸念されています。2008年の旅行・観光マーケットの動向、及び2009年の市場動向の予想について、最新の調査結果を踏まえ、報告します

プレゼンター:財団法人日本交通公社 観光経済分析チーム

14:50 休憩
15:10 第2部 料理人の世界観が人を呼ぶ時代~オーベルジュが観光を変える!?
札幌のレストラン「モリエール」を経営していた中道シェフは、店の飲み水用にと札幌から車で2時間かけて羊蹄山の麓の伏流水を汲みに通ううち、野菜の宝庫、真狩村と出会います。「料理人が自然から受ける生命力を自分の五感で味わいつくし、その感動を料理にして伝えたい、食材の生産者も料理人もお客様も一体となって”おいしさ”を追求してみたい」・・こうして過疎からの脱却をめざす村おこし事業と合体した本格的フランス料理レストラン構想「マッカリーナ」プロジェクトはスタートしました。人口2300人の真狩村を訪れる観光客は今や50万人を超えています。

07年には、中道氏はJAびえい(北海道美瑛町)とのコラボレーションでレストラン「美瑛選果・アスペルジュ」を新たに開店、地域農業とのかかわりを一層深めながら、活動の舞台をさらに広げています。

地方の観光を変える可能性と力をもつ「食」。その背景にある時代のニーズに迫ります。

◎ゲスト講師

◆中道 博 氏
(レストラン「モリエール」/オーベルジュ「マッカリーナ」 オーナーシェフ)

北海道を代表するフレンチシェフ。高校卒業後、札幌の一流ホテルでフランス料理を学び、その後23歳で渡仏。1978年には世界料理人オリンピックで金賞を受賞。帰国後札幌にフランス料理店「モリエール」を開店、他にも北海道内に数店舗のレストランを持ち、地元北海道の素材にこだわった食のプロジェクトを展開中。07年、JAびえいとの協働による「美瑛選果・アスペルジュ」開業。08年、洞爺湖サミットの料理をプロデュース。
http://www.sapporo-moliere.com/index.html

◎コーディネーター
小林 英俊
  財団法人日本交通公社 常務理事
久保田美穂子 財団法人日本交通公社 主任研究員

17:20 閉会