第22回 旅行動向シンポジウム 2012年度
2012年12月12日(水)
景気後退の兆しが指摘されるなか、旅行・レジャー関連消費の堅調さが目立っています。
バブル後、長期低落を続けてきた旅行マーケットに何が起きているのでしょうか。
今回のシンポジウムでは消費者の価値観変化を30年にわたって追い続けている(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントの野口秀樹氏をお招きし、震災を挟んで、消費者意識の変化がどのような流れとなっているか、検証いたします。
足もとの旅行マーケットについては10月末に実施した最新調査結果をもとに2012年市場をレビュー、若年層の動向やLCCのインパクトなども検証しつつ見通しを議論します。
目下、反日デモに大きく影響されている海外旅行市場とインバウンド市場。
幸い、海外旅行者数のマイナスは小幅にとどまる見込みですが、旅券発給数は大きく前年を割り込んでおり、先行きが懸念されます。
影響は北東アジア方面に限定的か、それとも市場全体に及ぶのか、最新のデータに基づいて見通しを議論します。
インバウンド市場は、夏以降、鮮明となってきた世界経済の減速傾向に加え、アジアマーケットそのものの変化による影響にさらされつつあります。
反日デモの影響に加え、グローバルなマーケットトレンドの中でインバウンド市場の2013年を予測します。