旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
テーマは「世界を魅了する飛騨高山のインバウンド戦略 ~独自の取り組み「戦略派遣」の展開~」とし、ゲストスピーカーに高山市東京事務所所長代理の江尻英夫氏をお招きしました。
今回は2017年度自主研究「インバウンドによる経済効果に関する事例研究」の一環で出版した『―育て、磨き、輝かせる― インバウンドの消費促進と地域経済活性化』との連動企画とし、調査担当代表の柿島主任研究員からインバウンドの経済効果を高めるためのポイントとして、3つの視点があることを解説しました。
その後に江尻氏から、長年にわたる高山市のインバウンドの取り組みの歴史と概要をはじめ、職員をパリや香港等のJNTO事務所等に派遣する「戦略派遣」とその内容についてお話いただきました。
参加者からは、「長年の取り組みを経て、外国人観光客に対する地元の方の意識はどのように変わってきたか」「戦略派遣によって得られたノウハウやネットワークはどのように引き継いでいるのか」「地域がこれほど一体となって取り組みを行うことができる理由は何か」といった質問が寄せられ、盛会のうちに終了しました。
当日の様子は機関誌「観光文化240号」で詳しくご紹介しています
テーマ | 第13回「たびとしょCafe」:世界を魅了する飛騨高山のインバウンド戦略 ~独自の取り組み「戦略派遣」の展開~ |
ゲストスピーカー | 江尻英夫氏(高山市東京事務所所長代理) |
日時 | 2018年7月10日(火) 18:00~20:30 |
場所 | (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール 〒107-0062東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (福永・泉) |