旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
2019年3月15日(金)、「進化するまちあるき ~「まいまい京都」の舞台裏から学ぶ~」をテーマに第16回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーは、まいまい京都主宰の以倉敬之氏。
年間700コースを開催し、98% の稼働率を誇る「まいまい京都」はリピーターも多く、地域愛あふれる個性豊かなガイドの存在が魅力の一つですが、さらに特徴的なのはその運営形態です。行政が主導したり、補助金の助成を受けて運営されているまちあるきも多い中で、全て民間が運営をおこなう珍しい事例として注目されてきました。
まちあるきを通して、地域の魅力や楽しみ方を最大限に感じていただくための工夫や仕組みはとても興味深く、ガイドさんの探し方からツアーの作り方、運営体制、収支、課題や留意点などに至るまで、まいまい京都の裏側を惜しみなくお話いただきました。
実際にまちあるきのガイドをおこなっている方なども参加して下さったため、実務的な質問が飛び交い、活気のある意見交換となりました。
全国各地でまちあるきが盛んに展開されていますが、今後のまちあるきのあり方を考えていく上でも様々な気づきを得られた時間となりました。
当日の様子は機関誌「観光文化」242号で詳しくご紹介しています。
テーマ | 進化するまちあるき ~「まいまい京都」の舞台裏から学ぶ~ |
ゲストスピーカー | 以倉 敬之 氏(まいまい京都 主宰) |
日時 | 2019年3月15日(金) 18:00~20:00 |
場所 | (公財)日本交通公社 1Fライブラリープラザ 〒107-0062東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (福永・泉) |