活動紹介

No.129 第16回自然公園研究会を開催しました

No.129 第16回自然公園研究会を開催しました

2022年10月7日(金)に、第16回自然公園研究会を開催しました。今回は「自然公園のガバナンスを考える」をテーマとして、2地域の話題提供とディスカッションを行いました。

今回は約3年ぶりの現地会場での開催でしたが、行政担当者、観光事業者、研究者や学生など、様々な立場で自然公園に携わる方々、約40名がご参加くださいました。

冒頭、本研究会の代表幹事である土屋俊幸氏(東京農工大学 名誉教授)より、今回のテーマを設定するに至った経緯を踏まえて、ご挨拶をいただきました。

その後、土屋俊幸氏から「妙高戸隠連山国立公園の協働型管理運営5年間の成果と課題・問題」について、笹渕紘平氏(長崎県県民生活環境部 自然環境課長)から「阿寒摩周国立公園における満喫プロジェクトの成果と課題・問題」について、それぞれ話題提供いただきました。

後半のディスカッションでは、本研究会の運営メンバー代表である愛甲哲也氏(北海道大学大学院 准教授)のコーディネーションのもと、話題提供者の土屋氏、笹渕氏に加え、阿部宗広氏(一般財団法人自然公園財団 参与)、中島慶二氏(江戸川大学 教授)、当財団常務理事の寺崎竜雄がパネリストとして登壇しました。自然公園においてガバナンスが指し示す内容は何か、良いガバナンスのキーワード、総合型協議会の運営に関する実例、観光サイドから見た自然公園のガバナンス等、広範かつ活発な意見交換がなされました。

自然公園研究会は、今後も、自然公園をとりまく環境や時代の要請を踏まえつつ、時宜にかなったテーマを設定し、自然公園をめぐるオープンな議論の場として定期的な開催を続けてまいります。