活動紹介

No.185 第23回自然公園研究会を開催しました

No.185 第23回自然公園研究会を開催しました

2026年9月2日(水)に当財団ライブラリーホールにて第23回自然公園研究会を開催しました。環境省自然環境局国立公園課 滝澤玲子氏、東武鉄道株式会社経営企画本部 内倉昌治氏、北海道弟子屈町観光商工課 守屋憲一氏、エクスポート・ジャパン株式会社 フランク・ウォルター氏のご講演をはじめ、東京農業大学地域環境科学部 町田怜子氏にコーディネートいただいたディスカッションも盛況のうちに閉会となりました。

今回のテーマは、「国立公園満喫プロジェクトのこれまでとこれからを考える」でした。プロジェクト開始10年の節目に、自然の保護と利用の好循環による地域経済の活性化や持続可能な地域づくりの成果を振り返るとともに、次の10年を見据え、国立公園のさらなる魅力向上に向けた課題と展望について多角的な議論が行われました。まず、国立公園満喫プロジェクトの全体的な成果として、環境省からは、制度改革や予算拡大による環境整備の成果と、今後は「量」から「質」への転換を目指す方針について紹介されました。また、各分野についての取り組みの成果や課題も報告されました。二次交通の分野では、東武グループによるMaaS導入や環境負荷の少ないバイオディーゼルバスの運行等の取り組みが紹介されました。利用拠点再生の分野では、廃業ホテルの解体や跡地の活用を含め、弟子屈町と環境省が連携して進める川湯温泉街の事例が取り上げられました。外国人対応の視点からは、AI時代に対応した正確な情報発信や、日本の文化と融合した体験提案、国内利用者も大切にするブランディングの必要性が提起されました。

全体を通じて、行政・民間・住民が「自分ごと」として対等に連携し、国内外の誰もが自然の価値を体験できる持続可能な仕組みづくりを推進していく重要性が共有されました。

プログラム:第23回「国立公園満喫プロジェクトのこれまでとこれからを考える」

  1. 趣旨説明:町田 怜子 氏(東京農業大学 地域環境科学部)
  2. 発表①:国立公園満喫プロジェクトの成果と今後の方向性
    滝澤 玲子 氏(環境省 自然環境局国立公園課)
  3. 発表②:奥日光における東武グループの取り組み
    内倉 昌治 氏(東武鉄道株式会社 経営企画本部)
  4. 発表③:川湯温泉街まちづくりマスタープランの推進
    守屋 憲一 氏(北海道弟子屈町 観光商工課)
  5. 発表④:外国人から見た日本の国立公園の変化~受け手と発信の視点から
    フランク・ウォルター 氏(エクスポート・ジャパン株式会社)
  6. ディスカッション