No.16 アイルランド視察調査を実施しました
当財団では、平成26年度環境研究総合推進費課題「持続的地域社会構築の核としての自然保護地域の評価・計画・管理・合意形成手法の開発」の研究メンバーとして、サブテーマ「国立公園の観光振興の到達度評価手法の開発」に向けた研究を行っています。
去る10月13日~16日、持続可能性指標導入の具体的な実践過程や実践にあたっての課題等を把握するため、指標を既に実践しているアイルランドにて、研究者及び地域関係者へのヒアリング調査を行いました。
今回訪問したのはKillarney(キラーニー)とCarlingford(カーリングフォード)の2カ所です。2地域とも、指標を導入することで地域の課題が共有され、地域の結束力が高まったと伺いました。
今回の調査の一部は、11月5日(水)開催の「旅行動向シンポジウム(当財団主催)」にて発表します。
今回の調査内容を活かし、「国立公園の観光振興の到達度評価手法の開発」を進めていきます。
※KillarneyとCarlingfordは、ダブリン工科大学が開発した持続可能性指標モデル「DIT-ACHIEVモデル」の実践地域。
写真上:Killarney(キラーニー)、写真下:Carlingford(カーリングフォード)
(2014/11/4 門脇茉海)