No.82 「みちのく潮風トレイル」全線開通!
2019年6月9日(日)、東北太平洋沿岸 約1,000kmをつなぐ道「みちのく潮風トレイル」が全線開通しました。
「みちのく潮風トレイル」は、東日本大震災からの復興に資するため、環境省が2011年から取り組んでいる「グリーン復興プロジェクト」のひとつ。青森・岩手・宮城・福島の沿岸地域を歩く道でつなぐことで、自然と土地の暮らしに親しみ、震災の記憶をつなぎ、地域のにぎわいをうみだすことを目指しています。
トレイルづくりは、各地域で何十回ものワークショップを重ね、地域の人たちから“その土地の素敵なもの”を聞き出す形で進められました。
式典は、これまでトレイルづくりに関わってきた地域の人たちからのビデオメッセージで始まり、トレイルが通る全4県28市町村の首長と原田環境相が手をつないで、全線の開通を宣言しました。“全員でつくり、育てていく”という、トレイルに関わる方たちの想いを、強く感じた式典でした。
道が人と人をつなぎ、人と人のつながりの中で道が育つ。
多くの人がこの「みちのく潮風トレイル」を歩くことで、新たな文化として育っていくことを心から応援しています。
なお、今年度第一弾のたびとしょカフェにて、この「みちのく潮風トレイル」開通のキーマンをお招きし、これまでの取り組みと今後の展開についてお話いただく予定です。おたのしみに!
(2019.06.10 門脇 茉海)