No.157 第2回研究懇話会を実施しました(7月24日)

(公財)日本交通公社では2025年度、当財団の研究顧問を講師に迎え、さまざまな角度から話題提供を受け、その内容をもとに研究員と対話する「研究懇話会」を実施しています。全5回の開催を予定しており、7月24日に第2回を開催しました。会合には研究員のほか、研究顧問も参加しました。
今回の講師は国際教養大学の熊谷嘉隆教授です。前半は「森とウェルビーイング」について話題提供がありました。これは同大学と県内2公立大学が連携する10年間の長期プロジェクト「森の価値変換を通じた、自立した豊かさの実現拠点」事業の一環です。「森とウェルビーング」研究は県内の森林を活用した健康増進を目指し、森の価値を再定義し、新たな製品・サービスの創出につなげる取り組みです。
プロジェクトでは、特別な装備を必要とせず県民が気軽に歩ける森づくりを進め、その健康効果を定量的に測定し、医療費の削減につなげることを目指しています。
後半の質疑応答では、第1回の講師を務めた政策研究大学院大学の家田仁特別教授からの賛同と提案に加え、研究員からもインバウンド誘致や温泉地との連携といった観点から質問が相次ぎ、活発な議論が行われました。