新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向(その12)

2021.08.31

 公益財団法人日本交通公社 観光文化振興部・観光地域研究部では、 新型コロナウイルス感染症の流行が旅行市場におよぼした影響把握を目的に、定期的に実施している「JTBF旅行実態調査(2020年実施調査および、2021年第1四半期調査期間:2021年5月18~25日、2021年第2四半期調査期間:2021年7月5~9日)」の調査内容を拡充し、分析を進めています。

 今般「新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向(その12)」として、2020年1月~2021年6月の旅行実施の状況および今後の旅行予定・意向、コロナ禍における日常生活への影響をとりまとめました。
 既に公表しているレポート(その1、その3、その6、その8、その10)で分析対象とした2020年1~12月期のデータに、2021年1~6月期のデータ(21年5月調査および21年7月調査)を加えて、2020年から2021年上半期の動向を整理していますので、ぜひご覧ください。

【今回の調査結果のポイント】

  • 第4波下(21年3~6月)において、当初の予定通り実施した旅行があったと答えた割合は、第3波下(20年11月~21年2月)より約10ポイント増加しました。感染者数がまだ少なかった第1波下とも比べると、いわゆる“コロナ慣れ”の傾向が考えられます。
  • 旅行をとりやめた理由は、21年上期も「感染リスク回避」が国内旅行・海外旅行ともに最大の理由となりました。国内旅行において「自粛要請」は、20年5月をピークに10月にかけて2割まで減少しましたが、21年1月以降、長期間にわたり緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が発出されたことから、4割弱で推移しました。
  • コロナ禍が収束したら「これまで以上に旅行に行きたい」という回答が前年に比べて増加傾向にあります。 コロナ禍の長期化にともない、自粛してきた分、旅行に行きたいという思いがこれまで以上に増してきているようです。
※これまでのレポート(その1~その11)は、以下のリンクからご覧ください。
https://www.jtb.or.jp/research/theme/statistics/statistics-tourist/