No.174 カナダのマウンテンリゾート(ウィスラー、サン・ピークス)における 山岳リゾートの観光地経営について視察してきました
2026年2月18日から26日にかけて、当財団のマウンテンリゾート研究会メンバーを中心とした総勢17名にて、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のウィスラーおよびサン・ピークスを訪問しました。
北米を代表する両山岳リゾートにおいて、各地のDMO・リゾート自治体・管理組織と意見交換を行い、観光地経営・観光財源制度の先進的な取組について学びました。
ウィスラーでの視察
ウィスラーでは、Resort Municipality of Whistler(RMOW)、Tourism Whistler、および現地スキーパトロールとの意見交換を行いました。
- Municipal and Regional District Tax(MRDT)を活用した観光財源の仕組みと財源活用の中期計画
- リゾート自治体の制度概要と変遷
- スキーパトロールによる安全管理・利用者制限・ゲレンデ内ルール執行の体制

サン・ピークスでの視察
サン・ピークスでは、Sun Peaks Mountain Resort Municipality(SPMRM)、Tourism Sun Peaks、およびリゾート開発・運営会社のSun Peaks Resort (LLP)との意見交換を行いました。
- 民間開発企業(LLP)・自治体・DMOの三者が連携するリゾートガバナンス構造
- リゾートマスタープランに基づいた開発の変遷と今後の計画
- DMOによる通年観光に向けたオフシーズン戦略


視察を通じて
両リゾートに共通する特徴として、観光という要素を前提に自治体制度そのものを捉え直し、自治体制度(財源・権限・体制)を再設計することで、観光による地域運営の負荷へ対応している点が挙げられます。特に近年では観光振興による住宅不足や家賃上昇に同地域では積極的に対応しています。また、マスタープランに基づく段階的な開発管理も参考となりました。
今回の視察で得た知見は、当財団が主催するマウンテンリゾート研究会での活動を通じて情報提供等をしていきます。


