活動紹介

No.122 新潟県南魚沼市ryugon・長野県佐久市KURABITO STAYを視察してきました

No.122 新潟県南魚沼市ryugon・長野県佐久市KURABITO STAYを視察してきました
井口氏との意見交換会(ryugon)

2022年6月2日(木)~4日(土)にかけて、「アフターコロナにおいて、宿泊施設が競争力を獲得し地域と共に生き残るための対応策を習得する」という目的のもと、一般公募による3名の参加者とともに視察に行ってまいりました。

1か所目の訪問先は、新潟県南魚沼市の宿泊施設・ryugonです。新潟県三魚沼地域および群馬県みなかみ町、長野県栄村を圏域とする地域連携DMO「雪国観光圏」の代表理事である井口智裕氏が、地元の温泉旅館を譲り受け、雪国の地域文化の体現をコンセプトとしてリニューアルしたryugon。まさに「真白き世界」から生まれるみずみずしい自然や、そこに暮らす人々の文化を感じられる場所でした。また、井口氏のご講演と意見交換会の場も設けていただきました。

蔵人体験の様子(KURABITO STAY)

2か所目の訪問先は、長野県佐久市のKURABITO STAY。Uターンで地元に戻ってきた田澤麻里香氏が、300年以上の歴史を持つ橘倉酒蔵と連携し作り上げた蔵人体験・宿泊プログラムを体験しました。佐久の酒造りや橘倉酒蔵の歴史、KURABITO STAY誕生の経緯やコンセプト、酒造りや麹のことを伺いながら、実際に販売する商品の製造行程に携わらせていただきました。

それぞれ雪国文化、酒造りという地域文化を肌で感じられる体験はとても印象深く、他では得難いものでありました。このように地域文化の伝達に着目したブランディング戦略を立て集客・付加価値向上を実現している2つの施設の視察から、地域と一体となった宿泊施設の生き残りにつながる多くの知見を得ることができました。