地域の“とがった”に学ぶ インバウンド推進のツボ2

地域の“とがった”に学ぶ インバウンド推進のツボ2

地域の“とがった”に学ぶ インバウンド推進のツボ2

※転載はご遠慮ください

 2011年の訪日外国人旅行者数は622万人と前年を大きく割り込みました。しかしながら、中国は同年11月から、香港は10月から対前年同月でプラスに転じ、欧米も徐々に下げ幅が縮小し始めています。東日本大震災や福島原子力発電所の事故に加え、欧米の経済危機を背景とした歴史的な円高という二重三重の危機に直面したにも関わらず、日本のインバウンドは着実に回復傾向を強めているのです。
 その原動力の一つとなっているのが、地域です。実は、震災によって訪日旅行そのものの需要が激しく減退する厳しい環境下にあって、いくつかの地域は、少ないながらにも、着実に外国人旅行者を集めていました。こうした地域は、自らの強みや特性を徹底的に磨くことで旅先として「訪れるに値する」価値を生み出し、旅行者に「こんな時でもあそこには行ってみたい」と思わせるような、“とがった”何かを持っていたのです。
 本書は、昨年発行した『地域の“とがった”に学ぶ インバウンド推進のツボ』の続編であり、第1弾と同じく、それぞれ特徴の異なる地域の“とがった”を紹介することで、そこから見えてくる、地域によるインバウンド推進の“ツボ”を明らかにしようと試みるものです。第2弾となる本書では、インバウンドはもちろん、これまで観光そのものについてもそれほど縁のなかった地域にも参考としていただけるよう、主に「資源の見つけ方や活かし方」に関する“とがった”を中心に取り上げています。
 地域でどうインバウンド振興を進めていけば良いかお悩みの方、第1弾と合わせて、ぜひご一読ください。

発行年月
2012年05月発行
編著
(公財)日本交通公社
判型・ページ数
A5判 70ページ
価格
定価1,980円(本体1,800円 + 税) (会員割引無し)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

◆目次

      まえがき
      序-地域にはなぜ“とがった”が求められるか

      1.広島県尾道市~愛媛県今治市 しまなみ海道
      2.大分県宇佐市 安心院町
      3.大阪府島本町 山崎
      4.長野県山ノ内町 湯田中渋温泉郷
      5.香川県直島町
      終-地域の “とがった” から見えてきたこと