平成22年度観光実践講座講義録

2011.04.06

平成22年度観光実践講座講義録

街を活かす 街を楽しむ

 今回のテーマは「街を活かす 街を楽しむ」です。全国各地で実践されている多彩な講師の方々から、どうして地域の人たちがその気になり、またどのように地域の資源を活かしているのか、実体験に基づいたお話をお聞きし、共に考えました(平成22年11月25日~26日 東京にて開催)。
 各講師から共通して学んだのは、地域の“元気”が人を呼んでいる、楽しんでまちづくりをしている姿が観光資源になっているということです。住民が活き活きと楽しむまちがあって外から人が来る(観光)、という時代になっているのです。

 講義の構成は、自律的持続的なまちづくりが魅力の根源となっている香取市佐原や高山市からじっくり学ぶ講義と、新たな目線でまちを楽しむサポートツールとしての自転車や携帯電話の活用、最新データに基づくインバウンドの実態など今日的話題を取り入れた幅広い内容になっています。地域活動の自発的な小さな芽を支援するシステムづくりに挑戦する三重県の取り組みも大いに参考になるでしょう。
 また本書には、地元のB級グルメ「やきそば」に着目し、話題づくりに先攻して大きな観光の動きを生み出しまちを元気にした富士宮市の事例もあわせて収録しています(6月に開催した観光基礎講座の基調講演)。
 今回の講義録にも、素晴らしい講師からの熱意に満ちたメッセージが込められています。
 地域主体の観光を進めたいと考える各地の皆様にとって、何か具体的な行動を起こすきっかけになれば幸いです。

発行年月
2011年3月
判型・ページ数
A4判 100ページ
価格
本体価格 3,000円 + 税
※オンライン書店(Amazon.co.jp)にてPOD版を発行中。
  (本書は当サイトでの販売は行っておりません。)

目次

  • 講義1 “楽しむ” 気持ちの連鎖が人を呼ぶ
      • (財)日本交通公社 常務理事 小林 英俊
  • 講義2 時速10キロで感じるまち観光 ~自転車観光がまちを面白くする
    •  (有)京都サイクリングツアープロジェクト 代表取締役
        NPO法人自転車活用推進研究会 理事 多賀 一雄 氏
  • 講義3 市民協働のまちづくり型観光 ~ “江戸優り” 佐原の活力はどこから?
      • 千葉県香取市 市民環境部市民活動推進課 課長 椎名 喜予 氏
  • 講義4 訪日旅行調査結果から見る外国人観光客の行動と志向
      • 財団法人 日本交通公社主任研究員 久保田 美穂子
  • 講義5 「きずなストーリー」から始まる地域の人づくり・元気づくり
    •   三重県政策部理事
        「美し国おこし・三重」 実行委員会 事務局長 藤本 和弘 氏
  • 講義6 「国際観光都市 飛騨高山」の観光戦略
      • 岐阜県高山市 商工観光部 参事 片岡 吉則 氏
  • トピック 携帯位置情報が観光地の域内回遊を促す
      • マルティスープ(株)代表取締役 那須 俊宗 氏
  • 今回の講座をふりかえって
  • 観光基礎講座 官民連携の地域ブランドづくり ~やきそばが地域を変えた
    •       静岡県富士宮市
            総合調整室(兼)フードバレー推進室 室長 渡辺 孝秀 氏
               (平成22年6月開催の「観光基礎講座」基調講演)

※講師の所属・役職は講座開催時のものです。

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