コミュニティ・ベースド・ツーリズム研究 ~世界の実践事例に学ぶ成功の鍵

2010.07.01

コミュニティ・ベースド・ツーリズム研究

●コミュニティ・ベースド・ツーリズムとは

観光には人や地域を元気にし、コミュニティを再生・発展させていく力を持っています。しかし観光を本当の意味で地域にとってプラスのものとしていくためには様々な課題が存在していることも事実です。財団法人日本交通公社では、地域コミュニティが主体的にどのように観光と係わっていくことができるか、という観点からこの研究に取り組んでおります。

●中国貴州省、ブータン王国、ニュージーランドの3か国でフィールドスタディ

この研究では、地域コミュニティがしっかりとした自律性を持って観光振興に取り組んでいる例を広く海外にもとめ、中国貴州省の少数民族観光、保護と開発のバランスというテーマに対し「GNH(国民総幸福量)」という哲学を掲げて臨むブータン王国、更に伝統的コミュニティの価値観をベースとしながらグローバル時代の観光への対応に成果を挙げているニュージーランドのマオリによる観光の3つを対象に取り上げました。

●実践者の行動を裏打ちする普遍的な知恵

フィールドスタディを通じて、成功のためには「どうすればいいか」ということより、人々が「どうしてそれに取り組んだのか」という考え方の中に、多くの知恵が隠されていることが浮き彫りになりました。フィールドスタディはいずれも海外で実施されたものですが、実践プロセスやものの考え方の中には多くの普遍的な知恵が含まれています。


今の観光振興のあり方に「?」を感じる方、ぜひご一読ください。

発行年月
2010年3月
著者
小林英俊,緒川弘孝,山村高淑,石森秀三
発行
(財)日本交通公社
判型・ページ数
B5判 236ページ
価格
本体価格 3,000円 + 税

◆目次

  • コミュニティ・ベースド・ツーリズム研究 ~世界の実践事例に学ぶ成功の鍵のご紹介

    • 1.今なぜコミュニティ・ベースド・ツーリズムか 

    • 2.フィールド・スタディ 
      • (1)中国・貴州省
      • (2)ブータン王国
      • (3)ニュージーランド・マオリツーリズム

    • 3.コミュニティ・ベースド・ツーリズムの日本での展開に向けて
      • (1)コミュニティ・ベースド・ツーリズム成功の要件と課題
      • (2)コミュニティ・ベースド・ツーリズムの実践に向けて

    • 付属資料
      • (1)貴州省の民族観光地と観光地ライフサイクル論
      • (2)曽士才教授インタビュー・メモ
      • (3)ブータンに学ぶ観光開発の哲学モ
      • (4)参考論文・記事・文献

    • 調査参加者紹介