温泉地再生 地域の知恵が魅力を紡ぐ

2008.07.01

温泉地再生

●元気な温泉地には共通項があった!
 ・・・活力湧き出るメカニズムを豊富な取材とリーダーインタビューから解き明かす

本書は3部構成で、1章は、全国から11箇所の元気な温泉地を選び、その活気が生まれるに至ったプロセスを描いています。事例を集め、並べたことによって見えてきた共通点は多く、そこから具体的な行動のヒントがいくつも読みとれます。

2章は、全国の温泉地で活躍する7人のリーダーに、温泉地の本質的な価値や地域の将来展望について聞いたものです。リーダーたちの言葉からは、「ここ(温泉地)が好き」という地域にかける熱い想いや志が伝わってきます。また、あらためて観光の奥深さや温泉地の持つ可能性の大きさに気付かされることにもなります。

●温泉地は現代人にとって"なくてはならない存在"になる。
 ・・・他分野のマーケティング調査、多様なデータからヒント

温泉地は再び誇りを取り戻し、現代人にとって"なくてはならない存在"となるはず。そのためにどうしたらいいのか、最終章では、豊富なデータや他分野のマーケティング手法、あるいは温泉地の空間構造論を用いて具体的なヒントを探っています。
今、日本人にとって温泉や温泉旅行はどんな意味を持っているのか。地域文化の再発見や活用、また地域の一体感ある取り組みはどのように実践すればいいのか。温泉地の現代的な意味を考え、これからの方向性を示し、できるだけ現実的な手法へ提案を試みています。

このように本書は、「温泉地」のあり方や今後の方向性について真正面から取り上げたこれまでにない内容です。ぜひ実践的にお役立て下さい。

 

発行年月
2008年6月
著者
(財)日本交通公社
 久保田美穂子
発行
学芸出版社
判型・ページ数
A4判 208ページ
価格
本体価格 2,000円 + 税

(お願い:本書は当サイトでの販売は行っておりません。書店、発行元へお問い合わせをお願いします)

  •  学芸出版社リンク先

http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2433-3.htm

◆目次

  • 1章 各地で生まれる元気で面白い温泉地
    • Type1 旅館業も地域の一員、住民とともに地域活動
      • 1 北海道阿寒湖温泉 みんなでやろうよ! 地域の魅力アップで滞在型温泉に
      • 2 北海道知床ウトロ温泉 真冬のオーロラファンタジー 継続が地域を変えた
      • 3 大分県別府温泉 別府八湯再生へ 「オンパク」前夜、地域住民による胎動
    • Type2 温泉地の原点を振り返り、新たな工夫で
      • 4 新潟県赤倉温泉 「親切温泉宣言」「温泉ソムリエ」-ユニークなアイデアで原点回帰
      • 5 長野県野沢温泉 老舗こそ新しく 伝統と科学で温泉の魅力を表現
      • 6 大分県湯布院温泉 歩いて楽しい温泉地へ 原点回帰への実験
    • Type3 顧客の声に耳を傾け、市場の変化に対応
      • 7 岩手県鶯宿温泉 小さな宿も輝ける 地元食材でブランドづくり
      • 8 福島県土湯温泉 「あらふどをこく」精神で実践 積み重ねが町を変える
      • 9 岐阜県下呂温泉 業種を超えれば見えてくる-創る楽しみ歩く楽しみ
    • Type4 外からのまなざしを取り入れ、その知恵を活かす
      • 10 群馬県四万温泉 「外の目」「外の声」で活気創出 アートで気づく地域の魅力
      • 11 兵庫県城崎温泉 駅は玄関、道路は廊下で宿は客室 町全体が一つの宿
  • 2章  リーダーに聞く温泉地の生きる道―その先の温泉地
    • 1 これからの温泉地は国際競争力。良い宿づくりが地域を変える
      • (株)星野リゾート社長 星野佳路さんに聞きました
    • 2 温泉地の原点"誇りと憧れの環流"をとりもどそう
      • 大丸旅館社長/大分県議会議員 首藤勝次さんに聞きました
    • 3 時代を先読み、温泉価値をエクステンション
      • 草津町町長 中澤敬さんに聞きました
    • 4 温泉も温泉地も混迷の時代 未来は創る
      • 天空の森/忘れの里 雅叙苑主人 田島健夫さんに聞きました
    • 5 自前で時代に適応 日常生活を楽しくする温泉
      • 常磐興産(株)取締役 坂本 征夫さんに聞きました

    • 6 オンパクは集客イベントじゃない-温泉資源で産業をおこす

      • NPO法人ハットウ・オンパク代表理事/ホテルニューツルタ社長
        鶴田浩一郎さんに聞きました

    • 7 理屈と感性の融合が観光を深くする

      • NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長/(株)阿寒グランドホテル社長
        大西雅之さんに聞きました
  • 3章 温泉地の新しい社会的意義を求めて
    • 1 温泉地の経験価値を上げる
    • 2 吹き始めた、温泉地・温泉旅館への追い風
    • 3 温泉地再生の原動力は地域内にある