第18回自然公園研究会を開催しました
2024年3月5日(火)に、第18回自然公園研究会を開催しました。今回のテーマは、「保護と利用の好循環を生むための自然体験の計画と地域財源の確保・ 活用を考える」でした。
環境省国立公園利用推進室長補佐 川瀨翼氏、株式会社ヤマップアウトドア事業開発部長 大土洋史氏、東京大学大学院准教授山本清龍氏のご講演をはじめ、北海道大学大学院教授 愛甲哲也氏にコーディネートいただいたディスカッションなど盛況のうちに閉会となりました。
自然公園法の改正、満喫プロジェクトの推進により自然体験活動促進計画制度が新設され、インタープリテーション全体計画が策定されるなど、近年は質の高い利用体験の計画づくりが進められています。公園内の自然体験の適正な誘導と配置は、地域財源の確保・活用と組み合わせることで、保護と利用の好循環を生むための方法論になると考えられます。そこで今回の研究会では、自然体験に関わる計画、地域財源との組み合わせをテーマとして課題、論点を共有し、議論しました。
自然公園研究会は、自然公園をはじめとする自然地域の管理や、望ましい利用の促進などについて、研究を推進し、知見を共有する、当財団が事務局を務める研究会です。2012年より継続的に開催しており、行政、公園管理者、研究者、学生、観光事業者など、誰でも参加可能なオープンな研究会として、様々な立場の人が、多様な視点から自然地域の望ましいあり方を考え、議論を行っています。


