活動紹介

No.149 マウンテンリゾート研究会シンポジウム2024を開催しました(6月24日~25日)

No.149 マウンテンリゾート研究会シンポジウム2024を開催しました(6月24日~25日)

当財団の自主事業の一環である「マウンテンリゾート研究会」の活動の一環として、マウンテンリゾートに関わる諸課題について、各専門家・実践者を交えた情報共有や議論を行い、課題解決を目指す「マウンテンリゾート研究会シンポジウム2024」を6月24日~25日に当財団にて開催しました。開催概要は添付の通りで、2日間で17名の登壇者と、総勢65名の参加者(マウンテンリゾート事業者、行政、DMO、旅行業、設計・建設業、索道事業者、メディア、研究者等)を迎え、盛況のうちに閉会いたしました。

開催概要はこちら

プログラム1日目(6/24(月))

1日目は、当財団理事の山田より、マウンテンリゾートの展望を「訪日市場への対応」や「次代の市場の育成」「環境・ESGへの対応」の観点から講演しました。続いて、当財団の副主任研究員の江﨑より、当研究会で継続的に実施しているコロラドのマウンテンリゾートの視察報告を行うとともに、スキーアメリカ株式会社の大森様より、直近のコロラド州のリゾートの動向について講演がありました。さらに、野沢温泉スキークラブの森理事長(旅館さやか代表取締役)より、100周年を迎えた野沢温泉の取組と話題提供いただくとともに、長野県白馬村の丸山村長、長野県山ノ内町の平澤町長といった国内有数のマウンテンリゾートを有する自治体の首長に、当財団から理事の山田を交え、マウンテンリゾート地域における地域文化・山岳文化の創造と実践についてパネルディスカッションを行いました。

基調講演

基調講演
  パネルディスカッション

パネルディスカッション

プログラム2日目(6/25(火))

2日目は、会場(セッション)を2つに分け、以下の計8つの観点から、先進的な取組を実践している地域や事業者、専門家を講師として講演を行いました。

  • スノーリゾート ロマンスの神様の取組
    SBCメディカルグループ株式会社 リゾート事業部 部長 西下舞氏
     アドバイザー 草野丈太氏(奥伊吹観光代表取締役)
  • yukiyamaデータから読み解く国内スキー場での直近の傾向と今後の予測について
    株式会社ユキヤマ 取締役社長 岡本圭司氏・取締役 井上亮氏
  • スキーリゾートにおけるインバウンド需要に応える日本料理ラーメン
    有限会社とみ川 代表取締役 富川哲人氏
  • スノーリゾートでの野外音楽フェスティバルの可能性について ~SNOWMACHINE2024の事例から
    八方尾根観光協会 会長 丸山徹也氏
  • 気候変動とスノーリゾートによる取組 ~サステナブルリゾートアライアンスの事例から~
    一般社団法人Protect Our Winters Japan事務局長 高田翔太郎氏
  • ニセコにおけるレストラン/タクシー/スタッフ不足課題への取組みとその成果
    (一社)倶知安観光協会 事務局長 鈴木紀彦氏
  • 旅のチカラで人材不足解消へ「おてつたび」について
    株式会社おてつたび 地域サポート 三國佑樹氏
  • 地域が「条例」で何ができるか? ~地域競争力の向上に資する法の力~
    TMI総合法律事務所 弁護士 池知貴大氏
講演風景   講演風景
2日目の講演風景

マウンテンリゾート研究会は、マウンテンリゾートに関連する事業者や地域、個人等を会員とする、当財団が事務局を務める研究会です。今後も当研究会活動を通じ、マウンテンリゾートの諸課題の解決に向け、議論や実践を行っていきます。