活動紹介

No.126 タイの観光に関する研究交流会を開催しました

No.126 タイの観光に関する研究交流会を開催しました

2022年8月3日(火)、タイの観光に関する研究交流会を開催しました。

今回話題提供いただいたのは、タイ南部に位置するプリンス・オブ・ソンクラー大学のNatcha Sukhawattanakun先生です。

Natcha先生には、タイの観光における持続可能な開発目標(SDGs)との繋がりや、近年の観光動向などについてお話しいただきました。

コロナ禍によるタイの観光の一番大きな変化は、事業者たちが自ら進んでSDGsに取り組むようになったこと。コロナ禍前は顧客が満足してくれるだけで十分だと考えており、観光客がゴミを投棄しても注意をしていませんでした。
しかしながら、コロナ禍によって観光事業は停滞、地域の問題が浮き彫りになり、持続的な観光に取り組む必要性が露呈したことから、観光客に対してゴミの持ち帰りを呼びかけるなど、事業者自身が身近なことから取り組んでいるとのことです。

また、現在のタイでは、コロナ禍や高齢化社会の影響から、ウェルネス・ツーリズムやデジタルノマドがトレンド傾向にあると伺いました。

Natcha先生には、6月に当財団にお越しいただいたご縁をきっかけに、今回お話いただくことになりました。今後も海外研究者との交流を通じて、国際的な視野を広げることに繋げていきたい思います。