活動紹介

No.138 マウンテンリゾート研究会シンポジウム2023を開催しました(6月15日~16日)

No.138 マウンテンリゾート研究会シンポジウム2023を開催しました(6月15日~16日)

当財団の自主事業の一環である「マウンテンリゾート研究会」の活動の一環として、マウンテンリゾートに関わる諸課題について、各専門家・実践者を交えた情報共有や議論を行い、課題解決を目指す「マウンテンリゾート研究会シンポジウム2023」を6月15日~16日に当財団にて開催しました。開催概要は添付の通りで、2日間で13名の登壇者と、総勢58名の参加者(マウンテンリゾート事業者、行政、DMO、旅行業、設計・建設業、索道事業者、メディア、研究者等)を迎え、盛況のうちに閉会いたしました。

開催概要はこちら

プログラム1日目(6/15(木))

1日目は、当財団理事の山田より、マウンテンリゾートの展望を「高単価・高付加価値・高生産性」や「次代の市場の育成」「環境への対応」の観点から講演しました。続いて、観光庁スノーリゾート担当の髙森専門官より、観光庁にて実施しているスノーリゾート支援の政策について講演がありました。さらに、ニセコ町片山町長、白馬村丸山村長、(株)山と渓谷社中橋法人営業部長、奥伊吹観光(株)草野代表取締役といった実務者に、当財団から理事山田および上席主任研究員の中島を交え、ニセコ町、白馬村、グランスノー奥伊吹における各取組を共有したうえで、マウンテンリゾート地域のサステナブルの実践についてパネルディスカッションを行いました。

基調講演

パネルディスカッション

 

プログラム2日目(6/16(金))

2日目は、会場(セッション)を2つに分け、以下の計8つの観点から、先進的な取組を実践している地域や事業者、専門家を講師として講演を行いました。

  • キッズ市場の拡大 ~キッズスクール~ フリースタイル株式会社 会長 白川直樹氏
  • 観光ホスピタリティ人材の育成と雇用 京都ホテル観光ブライダル専門学校 校長代行 作岡友樹氏
  • スキー場を活かす地域づくり ジェイ・マウンテンズ・セントラル株式会社(ヘブンスそのはら) 代表取締役 白澤裕次氏
  • 二次交通~富裕層対応タクシー事業の可能性 エムケイ株式会社外販セールス部 部長 田中祥一氏
  • アウトドアを活かした地域活性 株式会社モンベル常務取締役 広報本部長 竹山史朗氏
  • 地域ファイナンス~宿泊税と旅先納税(ふるさと納税)財源化と見える化の取り組み (一社)倶知安観光協会 事務局長 鈴木紀彦氏
  • 観光DX ~スマートリゾートの取組~ 倶知安町観光商工課観光推進係 係長 沼田尚也氏
  • バックカントリーの法的整理 TMI総合法律事務所 弁護士 池知貴大氏
  • 2日目の講演風景

     

    マウンテンリゾート研究会は、マウンテンリゾートに関連する事業者や地域、個人等を会員とする、当財団が事務局を務める研究会です。今後も当研究会活動を通じ、マウンテンリゾートの諸課題の解決に向け、議論や実践を行っていきます。