観光地経営の視点と実践[第2版]

観光地経営の視点と実践[第2版]

観光地経営の視点と実践[第2版]

※転載はご遠慮ください

 わが国の観光地は、外国人旅行者の急増、人口減少による需要衰退、交通条件・IT 整備等による旅行先の多様化・分散化など、市場環境の変化の真っ只中にいます。本書はこうした環境の変化に対応し、持続的な地域経済の維持・発展を図るため、「企業活動」と「まちづくり」を有機的に結び付け観光地全体をマネジメントしていく「観光地経営」の考え方を提示した、「観光地経営の視点と実践」(2013年発刊)を改訂したものです。
 当第2版では、観光地経営を実現させるためのポイント(視点)を、これまでの8つから、昨今の自然災害等への対応を踏まえた「リスクマネジメント」の視点を加えて9つとしたほか、各視点について各種の環境変化を踏まえて改訂を行っています。また、参考となる実践例10地域についても、4つの地域(※)を新たに取り上げるとともに、初版から掲載している事例についても内容の改訂を行っています。
※ 北海道ニセコ地域、群馬県草津町、長野県白馬村、島根県松江市

発行年月
2019年04月発行
編著
(公財)日本交通公社
発行
丸善出版
判型・ページ数
B5判 268ページ
価格
定価3,300円(本体3,000円 + 税)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

◆目次

    はじめに
    序 観光地経営とは
    第Ⅰ章 観光地経営のための9つの視点
      視点1 観光地の特性と経営状況を把握する
      視点2 関係主体を巻き込んで説得力ある将来ビジョンを策定する
      視点3 地域を見つめ直して新たな魅力を生み出す
      視点4 滞在化・平準化のための仕組みをつくる
      視点5 観光資源の保存と活用の両立をはかる
      視点6 組織と人材を見直して実行力を高める
      視点7 観光地としてブランドを形成し、維持・向上させる
      視点8 地域の観光財源を確保する
      視点9 観光地のリスクをマネジメントする

    第Ⅱ章 観光地経営の参考となる10の事例
      事例1.観光地経営に適した観光推進組織と財源づくり(北海道阿寒湖温泉)
      事例2.未曾有の国際化に対する地域一丸の取り組み(北海道ニセコ地域)
      事例3.地域への想いで結びつく地域内連携(青森県八戸市)
      事例4.観光施設・運営組織の再構築と新たな観光資源の活用(新潟県胎内市)
      事例5.「全員参加」で進める老舗温泉地の観光まちづくり(群馬県草津町)
      事例6.戦略に基づく観光地経営の策定と実践(長野県白馬村)
      事例7.既存観光地における「食」を活かしたイノベーションの取り組み(三重県鳥羽市)
      事例8.地方都市におけるMICE誘致と観光地経営(島根県松江市)
      事例9.“まち歩き”を通じた観光の質の転換(長崎県長崎市)
      事例10.百年先を見越した観光地経営の実践(大分県由布院温泉)