観光地経営の視点と実践[第2版]

2019.04.09

 わが国の観光地は、外国人旅行者の急増、人口減少による需要衰退、交通条件・IT 整備等による旅行先の多様化・分散化など、市場環境の変化の真っ只中にいます。本書はこうした環境の変化に対応し、持続的な地域経済の維持・発展を図るため、「企業活動」と「まちづくり」を有機的に結び付け観光地全体をマネジメントしていく「観光地経営」の考え方を提示した、「観光地経営の視点と実践」(2013年発刊)を改訂したものです。

 当第2版では、観光地経営を実現させるためのポイント(視点)を、これまでの8つから、昨今の自然災害等への対応を踏まえた「リスクマネジメント」の視点を加えて9つとしたほか、各視点について各種の環境変化を踏まえて改訂を行っています。また、参考となる実践例10地域についても、4つの地域(※)を新たに取り上げるとともに、初版から掲載している事例についても内容の改訂を行っています。

※ 北海道ニセコ地域、群馬県草津町、長野県白馬村、島根県松江市

発行年月
2019年4月
編著
(公財)日本交通公社
発行
丸善出版
判型・ページ数
B5判 268ページ
価格
本体価格 3,000円 + 税
    (本書は当サイトでの販売は行っておりません。)

◆目次

  • はじめに
  • 序 観光地経営とは
  • 第Ⅰ章 観光地経営のための9つの視点
    • 視点1 観光地の特性と経営状況を把握する
    • 視点2 関係主体を巻き込んで説得力ある将来ビジョンを策定する
    • 視点3 地域を見つめ直して新たな魅力を生み出す
    • 視点4 滞在化・平準化のための仕組みをつくる
    • 視点5 観光資源の保存と活用の両立をはかる
    • 視点6 組織と人材を見直して実行力を高める
    • 視点7 観光地としてブランドを形成し、維持・向上させる
    • 視点8 地域の観光財源を確保する
    • 視点9 観光地のリスクをマネジメントする
  • 第Ⅱ章 観光地経営の参考となる10の事例
    • 事例1.観光地経営に適した観光推進組織と財源づくり(北海道阿寒湖温泉)
    • 事例2.未曾有の国際化に対する地域一丸の取り組み(北海道ニセコ地域)
    • 事例3.地域への想いで結びつく地域内連携(青森県八戸市)
    • 事例4.観光施設・運営組織の再構築と新たな観光資源の活用(新潟県胎内市)
    • 事例5.「全員参加」で進める老舗温泉地の観光まちづくり(群馬県草津町)
    • 事例6.戦略に基づく観光地経営の策定と実践(長野県白馬村)
    • 事例7.既存観光地における「食」を活かしたイノベーションの取り組み(三重県鳥羽市)
    • 事例8.地方都市におけるMICE誘致と観光地経営(島根県松江市)
    • 事例9.“まち歩き”を通じた観光の質の転換(長崎県長崎市)
    • 事例10.百年先を見越した観光地経営の実践(大分県由布院温泉)