機関誌「観光文化」

国際的な視野から見た観光研究 (観光文化 221号)

国際的な視野から見た観光研究 (観光文化 221号) 全文無料公開中

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特集  国際的な視野から見た観光研究 

 観光は、多様な学問領域とつながりを持った研究分野です。さらに、近年は国際化の流れのなかで、世界中の研究者が知見を交換し、積み上げ、新しい複合的な学術的知見を構築していくようになっています。その実現を、ICT(情報通信技術)環境の進展がさらに後押ししています。今号では、当財団が実施してきた自主研究の成果等を交えながら、国際的な視野からわが国の観光研究学界の置かれている状況を概観し、地域計画、交通運輸、マーケティング、造園学といった学問領域と観光との関わりについて紹介します。海外における観光研究の知見の日本への移入や適用、日本からの発信手法や今後の観光研究の方向性についての提言を試みます。

発行年月
2014年04月発行
判型・ページ数
A4判 66ページ
価格
定価1,100円(本体1,000円 + 税)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

風致探訪其の六十六 窓に映った街並み、筑後うきは 樋口 健二
巻頭言
 なぜ、日本の学者は世界のホスピタリティ・観光経営英文査読付き学術誌に
 ほとんど出版がないのか? P1
アブラハム・ピザム

特集 国際的な視野から見た観光研究

世界の潮流の変化・方向性に呼応しない日本観光学術界に迫り来る危機と変革への戦略試案 P4 原 忠之
観光における人と環境との関係―日本から知見が発信されることへの期待 P16 直井 岳人
観光地に対する満足度研究の進展と今後の課題 P21 外山 昌樹
自然公園研究の国際的動向とわが国の課題 P25 愛甲 哲也
交通学の世界から観光研究を見る P29 清水 哲夫
特集テーマからの視座観光研究の現状と今後の方向性への提言 P33 山田 雄一
自主研究報告三重県における熊野古道の保全と活用に関する研究 P38 西川 亮
観光研究レビューツーリズム分野における国際学術誌の現状① P42 渡邉 智彦
財団活動のいま… P56  

連載

連載Ⅰあの町この町 第57回 蔵造りとパソコン―茨城県・結城市 P58 池内 紀
連載Ⅱホスピタリティーの手触り 78 ソウェトとジャカランダ P64 山口 由美
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