温泉まちづくり研究会

温泉まちづくり研究会は、温泉地が抱える共通の課題について解決の方向性を探り、各地の温泉地の活性化に資することを目的に、2008年4月に設立された研究会です。会員温泉地の関係者や行政担当者、有識者などが集まり自由闊達に議論し、研究会で得られた情報や知見は、「提言」等にまとめ全国へ広く発信しています。

本研究会は現在、7つの温泉地(北海道阿寒湖温泉、群馬県草津温泉、三重県鳥羽温泉郷、兵庫県有馬温泉、愛媛県道後温泉、大分県由布院温泉、熊本県黒川温泉)が会員となっています。

目的

「温泉」は、老若男女を問わず、常に日本人の行きたい旅行タイプの上位にランクされる不動の人気を誇る旅行目的です。

しかしながら、わが国の温泉地は、近年の旅行志向の変化に対応し切れていないなど様々な課題を抱えており、こうした課題は、個々の温泉地固有のものもありますが、多くの温泉地に共通するものも少なくありません。

そこで、温泉地が抱える共通の課題を、温泉地の関係者とともに議論して解決の方向性を探り、それを広く発信、国や自治体、関係機関への提言等を通じて、全国各地の温泉地の活性化に資することを目的として、本研究会を創設しました。

温泉バカンス(Onsen Vacation)

温泉は、訪日客から高い認知を得るようになっていますが、必ずしも、それは温泉地や温泉旅館に恩恵を及ぼしてはいません。
訪日主要国(韓国、台湾、香港、中国)のうち、台湾以外では、来訪回数が増えると宿泊先として「旅館」を選ぶ人の比率は減少する傾向にあります。また、近年、訪日客が急増した某温泉地でも日帰り客が主体で、必ずしも宿泊客数は伸びていなかったり、宿泊客数が増えている地域でも、滞在日数は短く人泊数の伸びは限定的であったりします。
これは温泉という単体の資源が注目されているものの、その関心は温泉旅館や温泉地という単位に広がってはいないことを示しています。
もともと、国内においても、温泉は長期滞在に対応した本命コンテンツと期待されていましたが、実際には短期滞在が主体でした。近年は、日帰り型の温浴施設も各地に整備され、そうした傾向に拍車をかけてきました。
しかしながら、我々は、温泉での入浴という経験を核に、宿泊、飲食、さらには、地域の歴史文化や自然環境を楽しむアクティビティが渾然一体となることで、日本でしかできない滞在経験を打ち出すことができるのではないかと考えています。
訪日客が増大し、1〜2周間の長期滞在(バカンス需要)を持った欧米の人々も日本に関心を持つようになった現在の市場環境は、それにチャレンジする好機と考えます。 本研究会では、温泉地での長期滞在スタイルを「温泉バカンス」と命名し、国内外の長期滞在需要を持った人々の呼び込みに向けた取り組み方策について研究を進めてまいります。

温泉まちづくり研究会 由布院宣言2021

温泉まちづくり研究会では、コロナ禍での経験や研究会でのディスカッションをふまえ、改めて大切にしていきたいことを「温泉まちづくり研究会 由布院宣言2021」としてまとめました。

最近の活動状況

※研究会の詳しい活動状況は、温泉まちづくり研究会のウェブサイト( https://onmachi.org/)を参照ください。

これまでの活動実績はこちら

研究会事務局

公益財団法人日本交通公社  担当者:観光政策研究部 福永・山本
TEL:03-5770-8425/FAX:03-5770-8359/MAIL:info-onmachi@jtb.or.jp

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