公益財団法人日本交通公社の大学での講義についてご紹介します。
観光系の学部や学科を有する大学などと連携し、当財団のこれまでの調査研究の成果や実績などを、大学講義などを通じて積極的に発信することで、旅行・観光分野で活躍する人材の育成に取り組んでいます。
立教大学と琉球大学では、寄付講座として、当財団研究員が自分の専門分野や携わった業務を紹介する、オムニバス形式の講義を行っています。
立教大学
「観光地づくり-JTBF、調査研究・コンサルティング業務の現場から-」
主に当財団が関わった全国各地での実践例から観光地づくりの要諦を具体的に学び、観光地づくりへの知識と関心をより深めます。
国・自治体の「観光地づくり」に関する政策等を丁寧に解説するほか、近年、当財団の関わった代表的な調査業務から、主担当者(研究員)が実務の現場の最新情報や観光地や旅行・観光産業に関わるコンサルティング業務の実際について詳説します。
講義内容(2024年度)
1.オリエンテーション
2.観光市場の動向
3.観光産業の動向
4.観光政策の変遷
5.観光計画・ビジョン
6.観光地マネジメント
7.観光財源
8.観光地のマーケティング・ブランディング
9.観光消費と地域への経済効果
10.資源の保全と活用(自然系)
11.資源の保全と活用(人文系)
12.危機管理・レジリエンス
13.観光による復興
14.観光地を取り巻く社会環境の変化

琉球大学
「応用観光科学Ⅳ(観光地マネジメントの理論と実践)」
観光についての広い視野を有し、社会に出てからも観光に関して理解ある発言や行動を取ることができる人材の育成を目指します。具体的には、行政(県、市町村等)、沖縄観光コンベンションビューローに代表される観光協会、観光産業、農業・漁業等の地場産業、住民、観光客等様々な視点から観光のあり方について考察できることを重視します。
当財団が現在及び過去に実施した沖縄を中心とした調査研究プロジェクト等を軸に、 「観光地マネジメント」「旅行市場動向」「地域観光統計」「経済波及効果」「観光財源」「サステナブルツーリズム」 について解説するほか、日本や世界の動向について取り上げます。
講義内容(2024年度)
1.沖縄観光の現状と課題
2.自然観光
3.文化観光
4.観光統計と経済効果
5.DMO と観光地マネジメント
6.観光振興と財源
7.サステナブルツーリズム
8.沖縄観光の今後の展望

このほかの実績
このほかにも、多くの大学・大学院で講義を担当しています。
主な実績
筑波大学大学院(茨城県)、東京女子大学(東京都)、武蔵野大学大学院(東京都)、立命館大学ビジネススクール(大阪府)等