現場で語る、持続可能な観光の本質~コロナ禍での現状と課題~(観光文化 246号)
2019年、中国・武漢市で報告された原因不明の肺炎は、「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)と名付けられ、今や世界中に拡散。我が国でも3月下旬以降の感染者が急増し、世界的な大流行にあって「東京オリンピック・パラリンピック」も延期、4月には「緊急事態宣言」が出され、外出自粛などの徹底が呼びかけられました。
今回のコロナ禍の発生に伴い、多くの観光地がかつてない甚大な被害を受けることになりましたが、大型連休があけた頃から、世間では「With/Postコロナ時代の観光」が盛んに言われるようになってきました。
今回の『観光文化』では、「現場で語る、持続可能な観光の本質―コロナ禍での現状と課題」を特集しています。この中で、強く意識したのは「現場」。第一線で活躍されている我が国を代表する観光事業者から、こうした厳しい時期に考えたことや学んだことなどについて伺い議論を行いました。本号では、現場の声から持続可能な観光の本質について考えます。
- 発行年月
- 2020年08月発行
- 判型・ページ数
- A4判 72ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円 + 税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
表紙・巻頭言
表紙 | |
巻頭言地域との共存共栄の大切さ |
石森 秀三 |
特集 現場で語る、持続可能な観光の本質~コロナ禍での現状と課題~
特集1オンライン座談会【1】 コロナ禍における北海道の自然観光 |
植田 拓史、岡崎 哲三、寺山 元、愛甲 哲也、 寺崎 竜雄 |
特集2ウェビナー withコロナ、postコロナにおけるDMOの取り組み |
井口 智裕、清永 治慶、山田 一誠、山田 雄一 |
特集3オンライン座談会【2】 温泉旅館(温泉地)が考えるWith/Postコロナ |
大西 希、田村 公佑、吉川 好信、當谷 逸郎、 奥村 敏仁、冨永 希一、武田 亮介、福永 香織、 山田 雄一 |
特集4現場型研究者の実践 | |
アドベンチャートラベル担い手の危機 | 藤崎 達也 |
コロナによって顕在化した観光の課題 | 小林 寛子 |
特集5オンライン座談会【3】 知床・小笠原・屋久島で考えた観光のゆくえ |
松本 毅、吉井 信秋、松田 光輝、松崎 哲哉、 寺崎 竜雄 |
視座 現場に学ぶ「持続可能な観光の本質」 |
寺崎 竜雄 |
観光研究最前線
諸外国におけるCOVID-19対応ガイドラインー2020年4〜5月の状況 |
守屋 邦彦 |
新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向〜JTBF旅行実態調査結果より |
五木田 玲子 |
[連載] わたしの一冊
第19回『ベルツの日記』トク・ベルツ編/菅沼竜太郎訳 |
中澤 敬 |
[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今
第7回 文教大学 海津ゼミ |
海津 ゆりえ |
お知らせ
「旅の図書館」にある特集関連の蔵書 |
|
奥付 |