世界の観光ダイナミズム2024(観光文化264号)
世界中で観光が力強い動きを見せる中、昨年度に続き2024年9〜10月に当財団研究員による海外視察を実施した。今年度の視察先は①ハワイ(オアフ島・ハワイ島)、②オーストラリア(シドニー・ブリスベン・ゴールドコースト・キャンベラ)、ニュージーランド(クライストチャーチ)、③オランダ(アムステルダム)、イタリア(ヴェネツィア)の3方面。それぞれの観光地に赴き多面的に視察した結果を今号では共有しつつ、観光がダイナミズムを持って展開していく方向について考察する。
- 発行
- 2025年2月
- 判型・ページ数
- A4判 94ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円+税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
表紙・巻頭言
表紙 | ||
巻頭言 | 観光研究成果の海外発信を促進するために~体験的アドバイス~ | 大江 靖雄 |
特集 世界の観光ダイナミズム~ハワイ、オーストラリア・ニュージーランド、オランダ・イタリアの視察を通して~
特集1 | ハワイ-パンデミックを経て | |
▪ハワイ視察の全体像とパンデミック後の観光動向・政策展開 | 中島 泰 | |
▪ハワイにおけるマーケティング戦略の変化と人材面の課題 | 蛯澤 俊典 | |
▪ハワイ州の観光産業における域内調達の現状と課題 | 柿島 あかね | |
▪ハワイの宿泊業が抱える課題と今後の展望 | 山本 奏音 | |
特集2 | オーストラリア・ニュージーランドにおける観光地マネジメント | |
▪オーストラリア 観光統計に関する最新の取り組み | 川村 竜之介 | |
▪オーストラリアにおける文化資源の観光活用の状況 | 後藤 伸一 | |
▪クライストチャーチにおける日本人観光市場の変遷と観光地としての対応 | 岩野 温子 | |
▪オーストラリア・ニュージーランド視察の全体像と震災からの観光復興におけるガバナンスの様相 | 菅野 正洋 | |
特集3 | オーバーツーリズムと向き合う欧州都市の観光地マネジメント 〜アムステルダムとヴェネツィア〜 |
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▪アムステルダム・ヴェネツィア視察の全体像と需要の分散 | 五木田 玲子 | |
▪オーバーツーリズム政策の流れと最新の動向〜アムステルダム市の「バランスの取れた観光条例」を中心に〜 | 後藤 健太郎 | |
▪シティカードをベースにした観光地マネジメントの実践 | 江﨑 貴昭 | |
▪都市近郊の訪問先としての『新しいスタイルの国立公園』 | 那須 將 |
視座
暗中模索を続ける世界の観光地 | 山田 雄一 |
特別寄稿
「能登・輪島の現場から」 〜「輪島温泉八汐」谷口正和専務講演より〜 |
山田 雄一 |
活動報告
▪「第34回 旅行動向シンポジウム」を開催 | 中島 泰 | |
▪「日韓国際観光カンファレンス2024」を開催 | 岩野 温子 |
[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今
第23回 | 東京農業大学地域創成科学科 地域デザイン学研究室 人と自然が共生する豊かな暮らしをデザインする |
町田 怜子 |
[連載] わたしの一冊
第34回 | インタープリテーション入門~自然解説技術ハンドブック』 | 川嶋 直 |