MICE再考~非観光需要の戦略的価値~(観光文化262号)
観光産業の低生産性の一因として、稼働率の変動(繁閑差)が大きいことがあげられる。宿泊業をはじめ、観光産業の多くは装置産業であり、その装置(例:宿泊施設の設備・建物)を継続して高稼働させることが生産性向上(全要素生産性)には有効であるし、また、雇用の面でも、稼働率が安定することで、細切れ雇用を抑制し継続雇用が可能となる。これは、雇用の安定化にもつながり、教育コストの低減、現場ノウハウの蓄積などの向上につながることになる。
こうした稼働率の安定化にむけて、海外で注目されているのがMICEである。海外DMOでは、観光需要ではなく、このMICEの取り込みを重視しているところもすくなくない。しかしながら、我が国においては、MICEという言葉は移入されているものの、地域振興の手段として体系的、戦略的な運用とはなっていない傾向にある。そこで、改めてMICEという非観光需要の戦略的価値について検討を行う。
- 発行年月
- 2024年08月発行
- 判型・ページ数
- A4判 55ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円+税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
表紙
特集 MICE再考~非観光需要の戦略的価値~
- 特集1
- “MICE“とは何か〜基本的な理解と都市・地域が誘致・開催する意義〜
- 守屋 邦彦
- 特集2
- MICEに関する学術的知見
- 山田 雄一
- 特集3
- 米国フロリダ州オーランドのMICE戦略とDMO設立の経緯
- 原 忠之
- 特集4
- 沖縄の旅行需要平準化策
- 川村 竜之介
観光研究最前線
[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今
- 第22回
- 高崎経済大学地域政策学部観光政策学科 外山ゼミ
群馬の地で観光マーケティングを学ぶ - 外山 昌樹
[連載] わたしの一冊
- 第33回
- 『大黒屋光太夫』
- 江崎 貴久


