研究体制・研究員一覧

江﨑 貴昭

江﨑 貴昭(EZAKI Takaaki)

観光研究部 副主任研究員

専門領域
観光政策・観光計画/観光地経営/観光財源(宿泊税等)

見知らぬ土地を旅するのは心細いものですが、地域に人を迎え入れる「仕組み」によって、旅の満足度は大きく向上します。また、このような「仕組み」を考え、実装する活動である「観光振興」は、より良い地域社会を形成することにも繋がると考えています。無論、これらの活動が実を結ぶことやそこに住む人々にプラスの効果が出るには知恵と時間が必要となりますが、地域の状況を的確に捉えて計画や戦略を描くことを通じて、地域にあった新たな観光のカタチを提案し、実装することを目指すため、各種調査研究に励みたいと思います。

主な実績

自主研究

受託調査研究

  • スノーリゾート市場調査(2022年度-:日本ケーブル株式会社)
  • 倶知安町観光地マスタープラン進捗管理支援等業務(2023年度-:(一社)倶知安観光協会)
  • 令和5年度釧路市経済波及効果調査業務(2023年度:北海道釧路市)
  • 令和5年度「第二期釧路市観光振興ビジョン」中間見直し業務委託(2023年度:北海道釧路市)
  • 2023年度/阿寒湖温泉観光まちづくり事業推進業務(2023年度:特定非営利活動法人阿寒観光協会まちづくり推進機構)
  • 令和4年度白馬村宿泊産業イノベーション研修実践事業(2022年度:長野県白馬村)
  • 2022年度恩納村SDGs推進戦略全体マネジメント業務(2022年度:沖縄県恩納村)
  • 令和4年度広域連携DMOとしてのデジタルマーケティング事業「競合他地域DMO調査分析事業」(2022年度:公益社団法人北海道観光振興機構)
  • ポストコロナ時代における沖縄観光の二次交通に関する調査(2022年度:沖縄振興開発金融公庫)
  • 倶知安2次交通/MaaSの方針検討調査(2022年度:東急不動産株式会社)
  • 令和4年度 地域観光産業の基盤強化・事業革新に関する調査研究補助業務(2022年度:一般財団法人運輸総合研究所)

著書・執筆

  • 「観光財源ガイドブック -豊かな観光地の未来のために-」、2024年、公益財団法人日本交通公社(共著)
  • 観光文化261号、特集1「宿泊税導入のプロセス」、2024年
  • 観光文化261号、特集3「宿泊税導入のプロセス」、2024年
  • 観光文化261号、特集2「宿泊税導入地域における使途決定のガバナンス『倶知安町 宿泊税をもとにした官民連携パートナーシップの確立』(インタビュー記録)」、2024年
  • 観光文化260号、特集2-③「DMOを中心とした観光推進・サービス調整の取り組みと、それを駆動させるシステムとしての財源制度の現状」、2024年
  • 観光文化255号、「特集3 コロナ禍における地域の取り組み:【事例3】倶知安町 住民の信頼を重視した各種事業を展開(インタビュー記録)」、2022年

論文

  • スキー・スノーボード低頻度ユーザのスキー場来訪の維持・拡大に向けた考察,観光情報学会全国大会第19回全国大会予稿集
  • 山形県沖地震の発生に対応した観光振興キャンペーンについて 2020年,第35回日本観光研究学会全国大会 学術論文集
  • マーケティングデータに基づく地域観光プランニング ~東京都青梅市における観光戦略の策定を通じて~ 2018年,平成29年度 建設コンサルタント業務研究発表会(第17回論文集)

公職・委員等

  • 白馬村観光振興のための財源確保検討員会 事業者負担金検討部会 委員(2024年度-:白馬村)
  • 福島市観光コンベンション協会 DMO運営・戦略策定アドバイザー(2024年度-:(一社)福島市観光コンベンション協会)

講演・寄稿

  • やまなしMIRAI観光検討会「DMOによる観光地経営のあり方」(2024年 山梨県)
  • やまなしMIRAI観光検討会「持続可能な観光地域づくりについて」(2024年 山梨県旅館ホテル生活衛生同業組合)
  • 日本の観光人材の課題と政策動向(2023年 日韓国際観光カンファレンス)

略歴

職歴

2016年4月 株式会社オリエンタルコンサルタンツ入社
2019年4月 観光庁観光地域振興課 主査(出向)
2021年4月 株式会社オリエンタルコンサルタンツ 技師
2022年4月 公益財団法人日本交通公社 研究員 
2023年6月 公益財団法人日本交通公社 副主任研究員 
2023年度 立教大学観光学部兼任講師 

学歴

2016年3月 首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域修了(観光科学)

学会

日本観光研究学会
観光情報学会
日本国際観光学会

出身地

千葉県

最終更新日: 2024.5.24

この研究員のコラム

宿泊税の使途を考える第一歩 -何に使わないべきか?- [コラムvol.499]

宿泊税の使途を考える第一歩 -何に使わないべきか?- [コラムvol.499]

昨年度頃から、全国各地で、「宿泊税や訪問税の導入による観光財源確保を検討」といったニュースが相次ぐようになりました。もとより宿泊税等の導入を検討していた地域がCOVID-19を経て検討を再開した地域もあれば、新たに導入の・・・

アメニティ持参は「あたりまえ」となるか? [コラムvol.489]

アメニティ持参は「あたりまえ」となるか? [コラムvol.489]

2022年4月にはプラスチック資源循環促進法(プラ新法)が施行され、国内の大手ホテルチェーン等において、「無料アメニティ廃止」について実践されるようになりました。 筆者は長野県白馬村において、小規模宿泊事業者が主導し、地・・・

地域に稼いでもらうためにDMOができることは? [コラムvol.475]

地域に稼いでもらうためにDMOができることは? [コラムvol.475]

コロナ禍は体験商品の造成に強力な支援がある時代 2020年1月以降から今日までの約2年半は、新型コロナウイルスの流行により、全国の観光地は誘客に大きな影響が出た期間となりました。一方で、この期間においては、政府の経済対策・・・