機関誌「観光文化」

エコツーリズムの本質(観光文化258号)

エコツーリズムの本質(観光文化258号) 全文無料公開中

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2003年秋、環境省が第1回エコツーリズム推進会議を開催し、エコツーリズムの普及と定着に本腰を入れた。その後、2007年にはエコツーリズム推進法が成立した。

このように政府がエコツーリズム推進に本格的に取り組んでからちょうど20年という節目である今年、政策の流れ、法律の役割、推進地域の実情を整理するとともに、エコツーリズムに取り組む意義を探求、今後の課題を考察し、一層の拡充に向けた諸提案を試みた。

判型・ページ数
A4判 66ページ
価格
定価1,100円(本体1,000円+税)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

表紙・巻頭言

表紙
巻頭言小笠原エコツーリズムは「Ogasawara SMILE Tourism」へ 渋谷 正昭

特集 エコツーリズムの本質

特集1 座談会その一エコツーリズム普及と定着にかけた思い 中島 慶二
特集2 座談会その二日本型エコツーリズムを語る
    ~復興エコツーリズムからの気づき~
海津 ゆりえ、堀上 勝、山本 清龍、菅野 正洋
特集3 座談会その三エコツーリズムがもたらすこと
    ~地域づくりへの貢献 経済そしてコミュニケーション~
岡野 隆宏、細野 顕宏、五木田 玲子
特集4私たちにとってエコツーとは何だったのか
    ~日本、北から南10エリアで現場の声を聴く~
 4-1 北海道 弟子屈町
    エコツーリズム大賞受賞までの15年にわたる取り組み
白石 奈津美
 4-2 福島県 相馬市(松川浦地区)
    地域への「気づき」を通じた震災からの「再生」
管野 貴拓、久田 浩之、井島 順子
 4-3 宮城県 塩竈市(浦戸諸島)
    人とつながりながら、これからも島の魅力を伝えていく
遠藤 勝
 4-4 埼玉県 飯能市
    大都市近郊に広がる里地里山型エコツーリズムの先進地
村中 翔
 4-5 東京都 小笠原村
    小笠原のルールの流儀
    ~オガサワラオオコウモリの自主ルール作りから振り返る~
吉井 信秋
 4-6 岐阜県 白川村
    白川村エコツーリズムの取り組み状況について
加藤 忠利
 4-7 京都府 南丹市(美山町)
    行政ではなく民間主導による観光の深化
青田 真樹
 4-8 宮崎県 串間市
    「エコツーリズムの日常化」に向かって
秋田 優
 4-9 鹿児島県 屋久島町
    屋久島エコツーリズムのこれまでと将来への課題
小原 比呂志
 4-10 沖縄県 竹富町(西表島)
    西表島 エコツーリズム取り組みの実情
通事 太一郎
視座エコツーリズムの本質を問う
    出会い、つながり、そして「こころざしの共感」
寺崎 竜雄

[連載] わたしの一冊

第30回『深夜特急』 佐々木 文明

[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今

第18回 北海道大学 大学院農学研究院 花卉・緑地計画学研究室
    みどりを体験し、研究する~さまざまな体験が多くの引き出しをつくってくれる~
愛甲 哲也