Z世代 国内旅行の情報収集「SNSやブログ、動画投稿サイト」3.5~5割
- 実施した国内旅行の計画にあたり行った情報収集は、「インターネットの検索エンジン」が5割超と最も高く、次いで「宿泊施設のHP」「インターネットの旅行専門サイト」となりました。全体を通して、パンフレットや問い合わせによる情報収集よりも、インターネットを活用して情報収集をしていることがわかります。
- 性・世代別にみると、男女差は大きくないものの、世代間では大きな違いがみられました。「宿泊施設のHP」は、世代が上がるにつれて選択した割合が高く、男女ともに『Z世代』と『X世代以上』の間には約20ポイントの差がありました。「SNSやブログ、動画投稿サイト」は、『Z世代』『女性ミレニアル世代』が3.5~5割と高い一方で、『X世代以上』では1割未満にとどまりました。
旅行先選択にSNSからの情報を重視 若い世代ほど高い傾向
- 旅行先を選ぶ際にSNSからの情報を重視したか尋ねたところ、全体では「全く重視していない」が3.5割と最も高く、「重視しなかった」と合わせると“重視しなかった層”が5割を上回りました。
- しかしながら、性・世代別にみると、男女ともに『Z世代』では「重視した」が最も高い割合となりました。 『Z世代』は、“重視した層“が約半数を占め、ほかの世代に比べてSNS上の情報を重要と考えていることがわかります。
Z世代の1.5割 SNSへの投稿を意識して旅行先を選択
- 旅行先を選ぶ際に、自分自身のSNSへの投稿を重視したか尋ねたところ、全体では“重視した層”は1割未満となりました。
- 性・世代別にみると、女性より男性で“重視した層”の割合が高く、特に『男性Z世代』では「とても重視した」が1割超となりました。『Z世代』は、男女ともに“重視した層”が1.5割を超えており、『ミレニアル世代』でも男女ともに“重視した層が”1割を超えています。若い世代になるほど、SNSへの投稿が旅行先選びのポイントになっていることがわかります。
「旅行中に撮影し、SNSに投稿」 Z世代3.5割超、X世代1.5割未満
- 旅行中に写真を撮影したか尋ねたところ、全体の8割が「撮影した」と回答しました。「写真を撮り、SNSに投稿した」は、『Z世代』では3.5割を超え、特に『男性Z世代』では5割超となりました。『Z世代』では女性よりも男性の方がSNSへの投稿を意識していました。一方、『X世代以上』は1.5割未満であり、特に『女性X世代以上』は1割未満にとどまりました。
- Z世代に着目してSNSへの投稿内容をみると、『女性Z世代』では「まち歩き」で突出して多く投稿されていました。
旅行先での写真撮影で「交流が深まった」 男性Z世代・女性ミレニアル世代 6.5割
- 旅先での写真撮影がコミュニケーションの促進手段として寄与するかを確認するため、旅行先で写真を撮ったことで人々との交流が深まったか尋ねたところ、“深まった層”は全体の4割を超えました。
- 性・世代別にみると、『男性Z世代』『女性ミレニアル世代』では「とても深まった」が2.5~3割を占め、「深まった」が6割以上を占めました。他の性・世代に比べて、交流のツールとして写真を重視しています。
- なお、交流が深まった対象者については今回把握できていないことから、さらなる分析が必要となります。
旅行先での写真撮影「満足度がとても高まった」 女性ミレニアル世代で3.5割超
- 旅行先で写真を撮ったことで、旅行中・旅行後の満足度が高まったか尋ねたところ、”満足度が高まった層”は6.5割を占め、“満足度が高まらなかった層“は1割未満にとどまりました。半数以上が写真を撮ることも含めて旅を楽しんでいることがわかります。
- 性・世代別にみると、『女性ミレニアル世代』では「とても高まった」が3.5割を超え、”満足度が高まった層”は8割を上回りました。『男性Z世代』も、“満足度が高まった層”が8割を超えました。一方で、男女ともに『X世代以上』では“満足度が高まった層”は6割前後にとどまり、世代間で差があることがわかります。
旅行先での写真をSNSに投稿「満足度を高める」 男性Z世代の1/3
- 旅行先での写真をSNSに投稿することで満足度が高まると思うか尋ねたところ、全体では”そう思わない層”が6割を上回り、 ”そう思う層の1.5割を大きく上回りました。
- 性・世代別にみると、男女ともに若い世代になるにつれ“そう思う層”の割合が高くなっていることがわかります。特に『男性Z世代』でその傾向が高く、3分の1が、旅行写真をSNSに投稿することは満足度を高めると回答しました。一方で、『女性X世代以上』では「全くそう思わない」が6割を占めています。